【 一般山行 】 榛名富士( 1391m Ⅰ△ ) ST
- 日程:2024年7月26日(木)(晴れ)
- 参加者:ST、他2名
- 行程:榛名湖ビジターセンター7:40→榛名神社展望台8:40→山頂8:50~9:30→榛名湖温泉10:30→榛名湖ビジターセンター11:00
- 地理院地図2.5万図:榛名湖、伊香保
全国には「富士」と付いた山が多くあり、岐阜県にも調べたら「富士」と付いた名前が30座位あるそうだ。日本一高い富士山に何となく山容が似ていたりそれぞれに人は憧れを抱いて山に富士と名前を付けたのだろう。
群馬にある榛名富士はまさに富士山を小さくしたような山で、カルデラの中にできた火口丘の山だ。
榛名湖畔にある駐車場に車を止め外に出ると猛烈な暑さであった。あまりの暑さで熱中症を心配したが水分は1リットル持っているので大丈夫だ。早速ビジターセンターの隣にある標高1087mの登山口から榛名湖温泉まで周回する計画で出発した。山に入ると笹原に覆われた登山道で、笹の中にはミズナラなどの広葉樹が多く太陽の光を遮り涼しい。隙間からは榛名湖が見え隠れしていた
活火山とは思えないくらい笹が生い茂っていた。
山の中は涼しく野鳥の囀りがにぎやかで鳥どうしで会話しているようである。標高差は300mしかないので1時間たらずで展望台に着いた
眺めると遠くに富士山、甲武信、八ヶ岳、南西に妙義山と西に浅間山が見え、東には関東平野が見渡せた。何よりもすごいなと思ったのは中央の榛名湖と榛名富士を中心にして、最高峰1449mの掃部ヶ岳と天目山、相馬山、二ツ岳、烏帽子岳、鬢櫛山が囲み更にその周りにも山がある。
展望台からは樹木に覆われてその一部しか見えなかった。
山頂まで5分で到着した。山頂には一等三角点がある。難しくて読んだことはないが日本書記に記載されている日本の神様の事が書かれた看板があった。
東を眺めると展望台からは見えなかった谷川岳、武尊山、赤城山、周りには榛名富士を囲む外輪山の二ツ岳や相馬山などの榛名山系が一望できた。
山頂で思ったことだが、ここは那須火山帯の南北に連なった所にありまさに火山列島だと思った。関東圏なので登山者は多いと思ったが意外と少なくまばらだった。ユウスゲの花を期待して温泉方面にくだったが登りと同じように笹が生い茂りミズナラの大木が多く涼しかったが残念ながらユウスゲは咲き終わっていた。
帰りには榛名山の北側へ車で下り八ッ場ダム方向へ向かった。
近くには真田氏の治めた山城、岩櫃山を望むことができる。断崖絶壁の奇岩からなる山城である。吉田類著の日本百低山という本の中に岩櫃山が紹介されている。群馬県には奇岩の山が多い。どうしてこのような岩山ができるのか不思議だ。
二十年ほど前にもめた八ッ場ダム付近の道の駅展望台から丸岩という名前がついているキノコのような山があった。
登れるらしいが多分登っても樹林に覆われて展望がきかないだろう。下から眺めるのも面白い。
コメント