月報「わっぱ」 2024年8月(No.513)
【 一般山行 】 陣馬形山 ( 1445.4m Ⅱ△ ) GY
- 日程:2024年7月20日(土)(晴れのち曇り一時雨)
- 参加者:L.MY、SL.NT、AI、OS、KT、ST、GM、GY、TS、TK、NY、NT、MK体験参加1名
- 行程:三城交番西駐車場5:00=安八SIC=松川IC=陣馬形山登山者臨時駐車場7:30~7:40-登山口8:35-陣馬形山10:30~11:40-登山口12:45-駐車場13:25~13:35-望岳荘〈風呂、休憩〉13:45~14:40=松川IC=安八SIC―三城交番西駐車場17:00(解散)
- 地理院地図2.5万図:伊那大島(飯田3-1)、赤穂(同2-2)[ 北緯35°40′、東経137°59′ ]
連日厳しい猛暑ですが、陣馬形山は中央アルプスと南アルプスの間に位置する伊那の山で登山口の標高が700mあり、車を降りた時に「暑くない」と感じました。
駐車地から登山口まで2㎞ほど車道を歩きました。登山道へ入って間もなく獣害防止柵を通り、アカマツやヒノキの樹林帯の緩やかな傾斜の歩きやすい道を進みます。時折吹いてくる爽やかな風を受けながら気持ちよく歩くと、何度か林道と交差します。この林道を使うと山頂まで車で行けます。その内パラパラと雨が降り出し雨具の上だけ付けましたが雨は間もなく上がりました。
標高1300mの所に天然記念物のブナの大木(丸尾のブナ)があり、推定樹齢600年の見事な古木に思わず感嘆の声が上がりました。そこから間もなくで電波塔が見えて車道を少し行くとキャンプ場があり木道を上がると広々とした陣馬形山の山頂です。
条件が良ければ中央アルプス(木曾駒ケ岳~空木岳~越百山)、南アルプス(赤石岳~聖岳~光岳)の大展望が望めるのですが、南アルプスはほとんど雲の彼方で中央アルプスは稜線に雲がかかって残念でした。けれど裾野に広がる伊那谷の長閑な田園風景が素晴らしく、いつまでも見ていたい景色でした。
青い空と白い雲、目の前の中央アルプスの山々を眺めながらの贅沢なランチタイムをゆっくり楽しんでから足取りも軽く下山開始。木漏れ日を浴びながら歩いていると「学習タイムですよ~」の声がして、振り返るとN理事長がヒノキとサワラの見分け方について説明してくださいました。葉先を裏返してみて葉がYの字に生えていたらヒノキ、MかHに見えたらサワラだと教わりとても勉強になりました。
登山口近くになり登りには通らなかった道に入り込み、先が不明瞭になってきたので戻ろうかと思案しているとN理事長が「下に道路が見えるから行けそうだ」と先頭に立って少し進んだ所で立ち止まりました。歓声が聞こえて来たので何かと思ったら、何と大輪のヤマユリが藪の中に沢山咲いていてとても綺麗でした。半ば藪こぎのような道でしたが、出たところに「陣馬形山近道」の標識がありました。
近くの望岳荘で汗を流しさっぱりしてから帰路につきましたが、高速に乗ってすぐくらいから降り出した雨が次第に土砂降りになり、山で降られなくて良かったと思いました。長距離の運転、ドライバーの皆様ありがとうございました。楽しい楽しい山歩きの一日でした。
地理院地図
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