大垣山岳協会

越前大日山(越前甲) 2024.07.07

大日山(越前)

月報「わっぱ」 2024年8月(No.513)

【 一般山行 】 越前大日山(越前甲)( 1319.7m Ⅱ△ )、大日山 ( 1368m △なし ) IK

  • 日程:2024年7月7日(日)(晴れ)
  • 参加者:CL.TM、IK、KM、SK、HA、FI、MY、MT、MM、YC(以上、大日山まで) SL.NT、GY、TS、FT、MK(以上、越前大日山まで)
  • 行程:三城交番西駐車場5:30=冠山トンネル=駐車地点8:10~8:20-大日峠9:00-越前大日山10:20~10:40-大日山12:00~12:40-越前大日山14:05-大日峠14:40-新保峠駐車地15:35~15:45=駐車地点15:55~16:00=あっ宝んど16:20~17:15=冠山トンネル=三城交番西駐車場19:45(解散)
  • 地理院地図2.5万図:北合(金沢8-3)
    [ 越前大日山(越前甲) :北緯35°04′、東経136°26′、大 日 山:北緯36°10′、東経136°30′ ]

 今回の山行報告は福井県石川県境の越前大日山で別名越前甲だ。武将の甲(兜)に山容が似ている。福井県北部の恐竜化石で有名な勝山市の真北に位置する。

 雨の予報を覆し好天。大垣を朝5時半に出発、登山口で準備後登山開始。細い沢沿いの石ゴロゴロの登路で慎重に進む。ヤマアジサイが咲いているが太い枝や葉が繁茂し藪漕ぎだ。汗がしたたり盛夏の登路の迫力を感じる。やがて右手に新保峠からの路が現れる。大日峠だ。振り返ると太いピンクテープが張ってあり、たどったルートは閉鎖ルートだった。

出発前

 立ち休憩後激坂登路に突入。標高1070mの木札辺りが一番急だがトラロープがあり転ばず足を運べた。マイズル草や白いギンリョウソウも散見。周囲を篤と観察する余裕なく越前甲に到着。

急登で休憩

 中央に白い横長の山名板が鎮座し、遥か北西に日本海が見えた。20分程休憩し、ここに残る5名と大日山へ進む10名に別れ、後者は早々と越前甲を出発。

越前甲で参加者一同。この後2組に分かれる

 半藪漕ぎでアップダウンが多い。頭上を遮る枝に注意喚起の掛け声を連呼しつつ進む。景色は開けず、冗談を話し気持ちを前向きに保つ。

 終盤50m程下ったコルを過ぎ左稜線上に赤い屋根の大日小屋を見る。もうひと頑張りだ!

 加賀甲への分岐を過ぎ、急登の後大日山頂上に到着。標高1368mで越前甲よりも50mほど高く、東に白山、その南に別山さらに西には経ヶ岳、荒島岳、遥か南西に能郷白山が見えた。山の同定はSK氏に教授頂き感謝である。

 方角案内板を囲み皆和気あいあい昼食をとったが、越前甲での昼食組との兼ね合で休憩を早く切り上げピストン下山開始。アップダウンが多く心が折れるが、30分ごと休憩を入れてくれたリーダーに感謝だ。発汗多量で持参した水分は間近に底をつく、先輩方の充実した足取りにキャリアの差を痛感させられた。

 越前甲から激坂下りに突入、平均勾配約28%の下りだ。大日峠からは東ルートを進む。上り基調で鉄塔下に到着した後、巡視路階段で舗装路に到着。その後車で朝の駐車地点に戻った。

 帰宅準備し駐車地点を出発。途中勝山の温泉で汗を流し、冠山トンネルを経て無事大垣に到着。長距離移動で急登かつアップダウンが多く、良いトレーニングになった山行であった。

別版5人大日峠で休憩、沢を降りず尾根を行きます。
越前大日山
峠に着きました。
国道を歩いて駐車地へ。
<ルート図>

地理院地図


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