【 個人山行 】 三国岳 ( 911m △なし )~ 烏帽子岳 (864.8m Ⅲ等△ ) 大垣市上石津町 NT
梅雨の最中であるが晴れ間が覗きそうな気圧配置に鞍掛峠から烏帽子岳への縦走を急遽前日に計画した。集合場所は下山予定の細野烏帽子岳登山口、乗り合わせてカーブの連続するR306号を走り鞍掛トンネル東口駐車場へ着いた。

- 日程:2024年7月3日(水) 晴れ
- 参加者:L.NT、OS、MT
- 行程:鞍掛トンネル東口8:31-鞍掛峠8:56-三国岳最高点10:07-三国岳10:34-鉄塔・昼食休憩11:30~12:16-烏帽子岳13:04-細野登山口14:30
- 地理院地図2.5万図:篠立
鞍掛トンネル東口駐車場は広いが休日は満車で停める場所に窮するほど混むようだ。いざ出発する段になってカメラにSDカードが挿入さていないのに気付く、我が家のパソコンの中に忘れていた。仕方ない、本日はスマホで対応することに、

鞍掛峠は14年ほど前に足を負傷した際のリハビリ登山で御池山へ来た折に通過しているが全く記憶に残っていない。こぼれるほどの賽銭を前に置いた地蔵さまも記憶にない。

鞍掛峠からよく踏まれた急登を約100m汗を滴らせ高みへ着いた。焼尾山分岐であった。

振り返ると峠から犬神川沿いにR306号が緑の谷をうねって白い大蛇のようだった。

三国岳最高点911m着。三国岳へは何度か訪れているが最高点は3人とも初めてである。

犬神川から吹き上げる湿気を含んだ風は苔を発達させ周辺樹木の幹は緑色に染まっていた。

その湿気を含んだ風の吹き抜けが実に心地よくて緑のシャワーを浴びているようだった。

三国岳894mの山頂である。此処へはダイラの頭や阿蘇谷から冬季に何度か来ている。

三国岳から北へ先ず100m、次に標高810mから東へ60mの急下降が連続し気が抜けない。

梅雨の最中で掴む立ち木は青苔で滑っており足元の木の根は滑りそうで慎重に下った。

陽射しの有る鉄塔を避け手前の風の抜ける鞍部で昼食休憩とした。2Gと美女の懇親会。

鉄塔から三重県側を見下ろす。三国川上流の北谷の向こうに東面を削られた藤原岳が見えた。

先日周回したダイラの頭西に鍋尻山が、霊仙山山頂は梅雨の低いカーテンが遮って見えない。

烏帽子岳の山頂部が間近に見えている。しかしジジ二人の足取りが重たくて近づかない。

時山バンガロー分岐を過ぎてからが遠かった。時山からダイラの頭経由の周回は全て烏帽子岳山頂まで足を延ばすことなくバンガローへ下りていた。背後の鍋尻山や霊仙山を振り返るゆとりもなく汗を滴らせ黙々と登った。

県境尾根の狗留尊山分岐を過ぎると烏帽子岳山頂は直ぐであった。三角点にタッチした後は樹木の下へ逃げて長めの休憩をした。先日、相方のMに山頂から携帯で狗留尊山への周回を告げて迎えを頼んだ。その時県境尾根には残雪があったのだが早すぎる時の流れに寂しさを少し感じた。

山頂から細野登山口への下山は長雨で水分をたっぷり含んだ赤土の急斜面と落ち葉が隠した木の根の罠に幾度かオットットとバランスを崩した。下降は厄介で思った以上に時間を費やしたが孫の下校時間にはギリギリセーフ。時折靴やズボンをチェックしてヒルを警戒していたのだが駐車場でスパッツを外すとやはり潜り込んでいた。2G+1Bの里山山行、今日も充実した一日であった。さて次は何処にしようか。完
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