月報「わっぱ」 2024年7月(No.512)
【 週日山行 】 南宮山( 419.0m Ⅱ△ ) NY
- 日程:2024年6月6日(月)(曇り時々晴れ)
- 参加者:L.NY、AM、HA、他1名
- 行程:岐建荒尾駐車場8:30=朝倉真禅院駐車場8:50-朝倉公園西端ゲート9:10-朝倉山10:00-南宮山11:20~11:30-展望台12:10~12:40-一本松跡石碑13:00-朝倉真禅院駐車場13:50=岐建荒尾駐車場14:00(解散)
- 地理院地図2.5万図:大垣(岐阜8-4)[ 北緯35°21′、東経136°31′ ]
ここ数年、当会は年頭に安全祈願を兼ねた登山を南宮山で行い、麓の南宮大社でお祓いを授かるのが慣わしである。従って南宮山に関しては各方面のルートから登られていてワンパターンと思われがちなので、敢えて変わったルートを行くことにした。
朝倉真禅院駐車場から朝倉運動公園を通り抜け西端にあるゲートを開け、地図上の池(野田溜池)付近から取りついた。この溜池も近年、沢からの土砂流出で昔日の面影はなく泥沼と化していた。
登り始めは薄暗い檜林の斜面が続き、やがて尾根状になると広葉樹との混合林になり朝倉山まで続いている。途中の植林帯は下草がほとんど見られず地肌が露出している有様。近年、鹿の大繁殖で下草となる楢等の小木、実生木が食害され、成木になる以前に絶えてしまう。下支えを失った地面は少しの雨で表土が流失し、山林荒廃に拍車をかけているのが現状である。山林管理放置と温暖化が身近な里山に変化をもたらしているのを実感した。
朝倉山頂部は檜が林立した平地状で、藪に囲まれた頂部に朝倉山と書かれたプレートが立木に吊り下げてあった。
ここから南宮山主稜線に向かう尾根が意外に分かりづらく、藪に覆われて間違いやすい。ルートは主稜線に向かって南西方向に延びていて、途中の鞍部付近の急なザレ、稜線近くの急斜面そして所々にある混合林を登り主稜線に出た。出合から南宮山頂までは牧田側は雑木林、垂井側は檜林が大半をしめているが、稜線上に残された気持ちのいい自然林が山頂部まで続いている。
小さな登り下りを繰り返し南宮山山頂に。相変わらず展望は望めないが、以前に較べると目障りな木立が切払われスッキリした感じがした。
休憩後、展望台までは予想に反して高低差があって少し疲れた。展望台で昼食を摂り暫し和んだ後、登山道を下り一本松跡の石碑から大谷池を取り囲む北西方向に伸びた尾根にルートを取った。少し下ると植林帯になり下草のない剝き出しの山肌はザレ石が多く急斜面と相まって滑りやすく、気の抜けない下りだった。そこを過ぎると緩やかな下りになり、大谷池が望める地についた。
ここからは放射状に下る小尾根が幾筋もあり、うっかりルートを見落とすと近年設置された獣害フェンスに突当り余分なアルバイトを余儀なくされる憂き目になる。慎重にルートを見定め大谷池石碑地点まで下り、沢を渡り真禅院ゲートを開け駐車場にもどった。
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