月報「わっぱ」 2024年7月(No.512)
【 一般山行 】 (白山)別山( 2399.3m Ⅱ△ ) MM
- 日程:2024年6月1日(土)(晴れ)
- 参加者:L.SK、SL.YC、KM、ST、SM、NY、MY、MM
- 行程:岐建駐車場3:55=関ケ原IC=福井北IC=市ノ瀬ビジターセンター
6:40~6:55-猿壁登山口7:25-チブリ尾根避難小屋10:55~11:10-御舎利山12:45~13:15-別山13:35~13:50-御舎利山14:05-チブリ尾根避難小屋15:05~15:15-猿壁登山口17:30-市ノ瀬ビジターセンター17:55=(勝山市夕食、入浴)=大垣(解散) - 地理院地図2.5万図:加賀市ノ瀬(金沢8-1)、白山(同4-3)[ 北緯36°06′、東経136°46′ ]
当初の計画は石徹白~銚子ヶ峰~三ノ峰~三ノ峰避難小屋で1泊し別山に登る予定でしたが、6月2日(日)が悪天候の予報で急遽1日(土)日帰りで別山を目指すことになりました。登山ルートは石川県側の市ノ瀬ビジターセンターからチブリ尾根登山道、御舎利山、別山のピストンで歩行時間約10時間、標高差1550m、なかなかハードな山行になりそうです。
別山は石川県白山市と岐阜県白川村及び高山市にまたがる白山国立公園内の両白山地にある山です。白山から南に少し離れたところにあることが山名の由来のようです。
早朝4時に大垣を出発して、約2時間半で市ノ瀬ビジターセンターに到着。ここは白山登山の重要な拠点になっています。身支度を整え6:55登山開始。工事用林道を進み猿壁登山口から本格的な登山道の始まりです。
登山道は整備され歩きやすいのですが、ブナ、ミズナラ、トチノキの原生林の中では熊との遭遇の危険があるため熊鈴、ホイッスルが必須です。見通しの悪い場所では清水リーダーがホイッスルを鳴らしながら進んでいきました。
樹木は皆巨木で昔の日本の原風景のようです。登山道の両脇にはクルマバソウ、ユキザサ、チゴユリ、ニリンソウ、フタリシズカ、ゴゼンタチバナ、イワカガミ、ハクサンチドリなど花が真っ盛りで癒されます。私は見ていないのですがサンカヨウも咲いていたようです。
標高1500m付近の白山展望所で小休止しました。残雪が残る白山の姿が美しく皆で撮影タイムです。樹林帯の中を淡々と登って行くので気を紛らわすため「しりとりゲーム」をして楽しみました。樹林帯を抜けると展望が開け大長山、赤兎山が見えました。笹原の中を進んでいくとチブリ尾根避難所に到着しました。15分の休憩後御舎利山を目指します。
登山道に残雪が現れ始め、一ヶ所大きい雪渓がありキックステップをきかせて慎重に渡りました。御舎利山山頂直下は急登で足場も悪くなって、かなり苦しく息たえだえです。高山病の症状に気付いたリーダーは時折息を整えるために休憩を取ってくれ、やっとの思いで御舎利山に到着しました。
頂上は360度の眺望ですが残念なことに白山は雲に隠れて半分ほどしか見られませんでした。ここで30分の昼食タイム。
荷物をデポして別山に向かいます。別山直下の雪渓を15分登ると山頂に到着しました。山頂には山名の石柱と二等三角点があり、真下には別山神社があります。斜面にはハクサンイチゲの群生があってとても綺麗でした。頂上からは白山方面の眺望はありませんでしたが、石徹白方面の三ノ峰がよく見えました。

15分ほど滞在した後御舎利山に戻り、荷物を背負って下山開始。日没までには駐車場に戻りたいので皆黙々と歩きます。無事17時55分に市ノ瀬ビジターセンターに到着しました。
勝山市内で名物のソースかつ丼を食べ、温泉でさっぱりして大垣に帰ることが出来ました。今回は途中で挫折しかけましたが。清水リーダーやメンバーのおかげで山頂に立つことができました。ありがとうございました。

コメント