月報「わっぱ」 2024年7月(No.512)
【 一般山行(岩登り講習会) 】 芥見権現山 ST
- 日程:2024年5月26日(日)(曇り)
- 参加者:CL.NH、AL.SD、ASL.HT、BL.SM、フリーNT、
IK、KM、KT、ST、SK、TM、NY、NY、HM、MY、MT、YC、体験参加1名 - 行程:中之江駐車場5:00(先発組)、5:30(後発組)=岐阜東部クリーンセンター6:15~岩登り講習(6:50~13:30)=中之江駐車場14:30(解散)
- 地理院地図 2.5万図:岐阜北部(岐阜4-3)[ 北緯35°27′、東経136°52′]
本格的な夏山シーズンを迎える前に、今年1回目の岩登り講習会に参加した。今年は色々な岩場に挑戦したいと思っており、絶対に事故を起こさないためにも登攀技術の向上、各種デバイスの正確な使用法の確認及び実践使用の訓練が必要でそれを目的とした。つい先日も南山の女岩で重大事故があったばかりであり、楽しい中でも気を引き締めていこうと挑んだ。
当日は前日までの晴天と打って変わり今にも雨粒が落ちてきそうな空模様だったが、何とか持ちそうだ。日差しが無くかえって快適ではあったが、待ち受ける大量の蚊が最大の敵となった。
本日の岩登り講習会は、昨年と同様芥見権現山の下部岩壁にて実施された。A班(経験者、テーマ:最新の登攀技術へのアップデート、実践登攀)、B班(未経験者、テーマ:各種フリクションノットを用いた登攀の基礎、懸垂下降の基礎)の2班に分かれ、それぞれのプログラムに沿って行われた。私はA班に参加した。
まずはSDリーダーによる支点構築講習である。スリングの素材の違いによる特性、使用条件。流動分散支点、固定分散支点、クワッドアンカーシステムの構築の方法。バックアップを用いた懸垂下降の手順、下降途中のトラブル時のミュールノットからのオーバーハンドノットによる固定方法等、大変興味深くまた重要な講習であった。先人たちの多くの犠牲のもとでその都度改良されてきた登攀技術。常に最新の物にアップデートしておきたいと感じた。
その後はトップロープによる実践登攀及びビレイ。皆、アドバイス仕合いながら何度も何度も挑戦した。中でも御年〇〇歳のMさんとNさん。失礼ながら、全く年齢を感じさせずに登攀する姿を見て、私もそうありたいと強く思った。最後にリードさせてもらいこの日の講習は終了した。
残念ながらB班の詳しい内容は把握していないが、終了後のIKさんとMYさんのやる気に満ちたお言葉を聞き、充実した内容が想像できた。最後に、講習の1週間前から下草取りや危険な浮石の除去等会場の整備、設営に尽力してくださったリーダー達に感謝の意を表して、この報告を終了したい。

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