月報「わっぱ」 2024年6月(No.511)
【 一般山行 】 姥ヶ岳 ( 1453.6m Ⅱ△ ) TM
- 日程:2024年5月19日(日)(曇り)
- 参加者:L.HT、IK、OS、OH、OT、KT、KF、ST、SE、TM、TS、TK、NY、NT、FT、FM、MY、MK、MT、MH、YC
- 行程:三城交番西駐車場5:50=樽見駅6:45=温見峠7:40=平家平登山口8:40-姥ヶ岳11:10~11:55-大トチの木13:30-駐車地14:10=大垣18:00(解散)
- 地理院地図2.5万図:冠山(岐阜10-1) 、能郷白山(同6-3)[ 北緯35°49′、東経136°30′ ]
姥ヶ岳は福井県大野市の南寄りにあって、雲川と笹生川を分ける大山塊である。平坦な稜線が南北にゆったりと延びる山容をなしている。姥ヶ岳の西に広がる高原状の斜面は平家平と呼ばれていて、昔平家の落人がここに隠れ住んでいたといわれている。
「小沢のうばが岳の頂上近くに、うばが岩という美しいほら穴がある。入口は小さいが中は広い。このほら穴に山ん婆が住んでいて、はたを織っていた」と言う伝説がある。姥ヶ岳はさまざまな物語を残す山でもある。その数は越前の山々の中で最多であろう。また姥ヶ岳から西流する巣原川源流には、本州の南限と思われるミズバショウ群生地がある。
今回は21名と大所帯の山行となり車5台で現地に入ったが、第1駐車場に全部入れなく500m離れた第2駐車場にも停めた。登山口までは下り坂で、行きは良いよい帰りは登り坂でと心配だった。
空は雲で覆われていて雨を心配したが、皆さんの日頃の心がけか下山するまで雨に降られることなく山行ができた。
曇りなので暑くはないと油断していたら結構暑く、最初の急登をハイペースで登ったせいか上着を脱ぐ始末、先が思いやられた。でも急な坂は最初だけで、そこ以外は結構スイスイと登れた。トチの大木へ向かう分岐点を過ぎ、坂を上りきった1200m地点で小休止した。ブナの木に囲まれ広い広場となっていた。ミズバショウの群生地では花を見ることができず、そのまま通過した。
途中後続パーティのリーダーから「カタクリ見かけましたか?」と尋ねられたが、小生はその花の名前を初めて聞いた。どんな花かも解らず困っていた時、理事長がすかさず「まだ見かけていませんよ」と回答していただき、心から感謝しました。もう少し草花の勉強をする必要性を感じた次第。
その後アッと云う間に頂上に到着。別のパーティが頂上にいたため、もう一つ奥の広い場所で昼食を摂った。その場所は眼前に能郷白山を拝むことのできるビュースポットでもあった。
また目を東に向けると遠くは御嶽山まで拝むことができた。
1時間程休息を取り、帰り支度も済み出発した。下山も皆快調なスピードで歩を進め、1時間程で最初の休息場所に到着し、その後大トチの木を見学した。大野市の天然記念物で樹齢400年、幹回り7m、樹高26mという。素晴らしい大木だった。

予定よりも早く駐車場に着くとぽつぽつと雨が降り出した。帰りは遠回りだが冠山トンネル経由の広い道を通ることになった。途中の藤橋道の駅で閉店間際のお店に入り、各自ソフトクリームやソーセージを食し栄養を補充した。余りカロリー消費もしていないにも関わらず、やはりお腹は空くものである。今日も充実した山行であった。

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