大垣山岳協会

雷倉 2023.02.05

雷倉

月報「わっぱ」 2023年4月(No.497)

【 一般山行 】 雷倉 ( 1168.6m Ⅱ△ ) HM

  • 日程:2023年2月5日(日)(曇り)
  • 参加者:CL.NT、SL.NH、OS、OM、GM、SK、SD、SE、TS、TK、HT、HM、FI、MY、MK、MT、MM、体験山行1名
  • 行程:岐建荒尾駐車場6:00=樽見駅=雷倉駐車場7:20~7:40-登山口7:50-547m標高点9:10-林道出合10:40-雷倉12:10~13:20-駐車場16:00=岐建荒尾駐車場17:40(解散)
  • 地理院地図 2.5万図: 樽見(岐阜7-3)[北緯35°38′/東経136°33′]

 雷倉は根尾川筋では「かみなりくら」、揖斐川筋では「ライクラ」と言われているそうです。雷に関する伝説が残っているようですし、近くに雷神社があったりして、なんだか興味をそそられる山名です。

 黒田建設さんの登山者用駐車場に車を4台停めました。今回は参加者が18名、うち体験山行1名と多いため、3班に分けられました。

 まずは八谷集会所の前で地図読みの練習をしました。地図で現在地を確認し雷倉にコンパスを合わせました。腕時計の高度計も合わせました。

 1班から順番に出発。植林の中の古い水路に沿って進み中又谷と下津谷の出合あたりにある鉄橋を渡り、尾根に取りつきました。山には鹿の声が響いていました。登山道には雪がなく、さくさくと落ち葉を踏みながら歩きました。

 稜線までは尾根をまっすぐ登っていく素直なルートで迷うことは無いのですが、地図読みの練習のため地形や高度計で現在地を確認しながら登りました。547mの標高点を過ぎると右手の木々の間から磯倉や能郷白山が見え始めました。標高800m位の岩場あたりから少しずつ雪混じりになり、林道を過ぎると雪が深くなり雪庇なども出てきて雪山に来た実感がわいてきました。

標高800m位の岩場

 北東には屏風山、北西には冠山も見えてきて歓声が上がりました。稜線に出てからしばらく歩いていくと、テント泊にも良さそうな美しいブナ林が広がっていました。

 山頂は広くて大きな尾根が二つ伸びており、緩やかな傾斜になっていました。雪の上に各自腰を下ろして昼食。西には蕎麦粒山を眺めることが出来ました。

雷倉頂上で参加者一同

 休憩の後は、NT理事長にピッケルの様々な使い方や滑落停止のデモンストレーションなど見せていただきました。いざという時何かしら役に立つので、道具の使い方はしっかり覚えておくのがいいと思います。という私はロープ講習の担当になっていましたが、スリングの使い方がうろ覚えになっていてとても恥ずかしかったです。復習します。

 帰りは雪が締まっていて歩きやすかったのですが、下の方は乾いた枯葉で滑りやすかったので、転倒しないように気を引き締めて下りました。

 今回は絶景の山を身近に発見できたことが嬉しく、また講習も受けられてとても有意義な一日でした。ありがとうございました。体験山行に参加された方も入会されて、ますます賑やかになりそうです。

<ルート図>

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