月報「わっぱ」 2022年12月(No.493)
【 個人山行(ワンランク上の山を目指して)】 屏風山 ( 1354.1m Ⅱ△ ) 丹生 統司
- 日程:2022年10月22日(土)(曇り時々晴れ)
- 参加者:CL.丹生統、SL佐藤大、内牧真、北川稔、塩川眞、成瀬弘、堀嵜尚、宮川祐、三輪唯、村田美、森川浩
- 地理院地図 2.5万図:平家岳(岐阜6-1)
入会浅い会員を屏風山に誘った。テーマは急登とヤブ漕ぎ、目印つけ、ヘッドランプ点灯歩行である。屏風山は谷から県境稜線までが急傾斜で険しい。ロープがセットされているが他人のロープは起点や途中の劣化状況が確認出来ておらず信用ならない。必ず片手は岩や樹木などを掴みロープに全体重を預けないのが基本である。
3年ほど前の台風で斜面は倒木と崩壊でルートが寸断されておりルートファインディングが大事で、下山をスムーズにする為の赤布目印付けも必須である。また帰りに回収して人工物を残さないのもルールである。帰りの急下降を心配していたが「登れた所は必ず下れる」という自信を持つことが大事である。勿論、ロープの持参は必須である。
県境稜線は倒木とヤブが道を覆っておりヘルメットが有効であった。女性は美顔に傷がつかぬようにタオルで顔を覆うと効果がある。
山頂は360度の大展望で天気に恵まれれば白山や穂高や槍まで見えるがこの日は雲に邪魔をされた。しかし、我が会指定の美濃百山C級にふさわしい難路の山に満足だったようだ。
下山時、急傾斜の下降はホールドを少しでも下段に求めるとスタンスが近く視界が広くなり見やすい。木の根や岩を掴み確実に降りて来るメンバーを見て夏の岩講習の成果を確信した。帰り道はヘッドランプを点灯した。林道ゆえ不自由は感じなかっただろうが、ガラ場や沢ではそうはいかない。戒めの経験を語り聞かせながら歩いた。
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