月報「わっぱ」 2022年5月(No.486)
【 一般山行 】 寺田小屋山 ( 1505.3m Ⅱ△ ) FI
- 日程:2022年4月3日(日)(曇りのち雨)
- 参加者:CL.NY、SL.FT、AI、OS、KM、TS、FM、FI、MY、MK、MT、YH
- 行程:中之江駐車場6:00=林道駐車地8:40~9:00-登山口10:00~10:10-寺田小屋山11:10~11:50-林道駐車地13:25~13:40-中之江駐車場(解散)
- 地理院地図 2.5万図:宮地(飯田10-3)
今日の一般山行は『ぎふ百山』の寺田小屋山。中之江駐車場に集合した時点では雨は降っていなかったが、車が走り出すと直ぐに雨が降り出した。
東海北陸自動車を郡上ICで降り、国道256号、41号、257号と車を走らせた。宮地交差点で左折して県道440号線を乗政方面へ進み、白草山登山口の少し先の広い駐車地に駐車した。
道中は雨が降っていたが、駐車地に着いた時には幸いにも雨は上がっていた。駐車地からいったん黒谷林道入口ゲートのところまで戻り、寺田小屋山と矢印がある方の林道へ歩を進めた。
駐車地から登山口までの林道は、あっちこっちに生えていたフキノトウを収穫しながら歩いたため、登山口までの1時間が短く感じられた。林道の左側に寺田小屋山と書かれた道標があるところが登山口であった。そこから道標の矢印に従って斜面沿いの細い急なところを上がると、クマザサが綺麗に刈り込まれた登山道になっていた。
ヒノキの植林帯の中をトラバース気味に暫く登るとダケカンバが出てきた。明瞭な登山道をジグザグに登ると苔むした石がある登山道となり、ところどころ残雪も出てきた。さらに登ると、刈り取られたササの葉の下に浮石が隠れていたり、朽ちた木の橋を渡ったりと気の抜けない急な登山道になってきた。急なところを暫く登ると、突然目の前が開け、残雪のある稜線に出た。
ガスで展望のまったく利かない稜線上を進むと、大きなコンクリートの基礎だけが残るアンテナの跡地があり、「御料局三角点」と記された赤い三角点が設置されていた。さらに稜線を少し進むと二等三角点のある寺田小屋山山頂に到着した。
山頂で記念撮影を終え、少し戻ったところで昼食休憩となった。天候が良ければそこからは雪を頂いた御嶽山や乗鞍岳が見えるはずだったが、ガスでまったく景色が見えないうえ、細かい雨が降り出した。
下山は残雪と濡れたササの葉に注意しながら慎重に登山道を下ってきた。登山口までは降ったり止んだりといった雨模様であったが、林道に出てからは雨脚も少し強くなってきた。帰りは国道41号から平成こぶし街道を通り、富加関ICから高速に乗って帰垣した。
山名の由来が気になってインターネットで検索したところ、『新日本山岳誌』(日本山学会編、ナカニシヤ出版)に書いてあったとの情報が見つかった。図書館へ行ってその本を見たところ、「山名の由来は、『益田郡誌』に「昔、寺田小屋という小屋があり、登山者に粥を食べさせた」とあることからきているらしい」と書かれていた。
地理院地図
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