月報「わっぱ」 2020年5月(No.462)
【 週日山行 】 (尾張)本宮山 ( 292.9m Ⅰ△ )、尾張富士 ( 275.0m Ⅳ△ ) 中野 春子
- 日程:2020年3月17日(火)
- 参加者:L.藤井利、安藤正、岩田嘉、大橋礼、桐山美、清水照、竹森せ、中野春、堀 義、宮沢健
- 行程:中之江駐車場7:00=安八SIC=小牧IC=田県神社7:55=大県神社8:20~(車デポ)~9:15-本宮山10:00~10:10-愛知用水10:30-尾張富士登山口11:00-尾張富士11:30~12:25-大宮浅間神社12:50~(車回送)~13:30=大垣15:30
- 地理院地図 2.5万図:小牧(名古屋1-1)、犬山(岐阜4-2)
好天に恵まれ高速を快適に東へ向かう。小牧ICより田県神社に寄って今日の登山の無事を願ってお参りをし、少し走って登山口の大県神社に到着。大県神社は正しくは大縣(おおあがた)神社と言い、境内にはしだれ梅庭園がある。下山予定の尾張富士の駐車場に車一台をデポしに行っている間に見学。花は残念ながら終わりかけだったが、300本の梅の木が私たちを出迎えてくれた。山の傾斜に作られた梅園は、真っ青な空と、僅かに残った真っ白な梅の花がとても美しかった。
デポしに行っていた二人が合流し、本宮山に向かう。15分ほど林道を行くと展望台があり、その先急な石段を登っていく。頂上の手前の岩場からは名古屋駅前のタワー群やナゴヤドーム、そして名古屋の街が手に取るように見えた。その先少しで頂上到着。奥宮の裏には1等三角点の標石が鎮座していた。
暫く休憩をしてから一気に下り、20分ほどで山裾を流れる愛知用水の前に出る。愛知用水を渡り一般道を歩き入鹿池に到着。池ではワカサギ釣りを楽しむボートが浮かび、明治村の建物も見えて穏やかな風景だった。
二つ目の山、尾張富士へは明治村の南入り口から舗装された林道を歩く。ところどころにムラサキツツジの花が咲き、緑の木々の間から赤いツツジが見えて疲れた身体が癒された。
11:30 尾張富士頂上、ここで昼食を摂った。付近は山桜が咲き始めており、今年は暖冬で桜も早い様子。頂上には大宮浅間神社奥宮が建立されており、天照大神と木花咲耶姫命が祀られている。境内には献石が敷き詰められており、4等三角点はその献石に囲まれて今にも見えなくなりそうであった。
下山を始めてから登山道両側には献石の碑がずっと続いていた。これは、昔尾張富士の神様が本宮山より低いことを嘆かれた事から献石が始まったとの説話がある。今も毎年8月には盛大な石上げ祭りが行われているとのこと。多くの献石碑群を見ながら下山し、天候に恵まれた今日の登山は終わった。
リーダーからは、年の初めなので、愛知県の1等三角点で頂上に神社の奥宮がある山を選んで、猿投神社の猿投山、砥鹿神社の三河本宮山、大県神社の尾張本宮山を2月、3月に計画し、計画通りに終われましたとのことでした。こんな目的の計画も有りなのだと思いました。温かい春山が楽しめました。
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