大垣山岳協会

比叡山(大比叡)№1 2022.02.27

比叡山

月報「わっぱ」 2022年3月(No.484)

【 一般山行 】 比叡山(大比叡) ( 848.1m Ⅰ△ ) 宮澤 健二

  • 日程:2022年2月27日(日)(曇り時々晴れ)
  • 参加者:L.堀 義、1PL.藤野一、1SL.大谷早、2PL.宮澤健、2SL.山本知、安藤正、岩田嘉、小倉浩、小倉繁、加藤美、金光鏡、桐山美、柴田悦、清水友、竹森せ、藤井利、藤井眞、三輪唯、山田真、吉田正
  • 行程:岐建荒尾駐車場6:00=関ヶ原IC=京都東IC=比叡山鉄道坂本駅付近市営駐車場7:45~8:00-(無動寺坂)-比叡山鉄道ケーブル比叡山駅10:10~10:20-大比叡11:05~11:55-延暦寺根本中堂前12:50~13:00-市営駐車場14:15~14:35=琵琶湖大橋=湖岸道路=彦根IC=関ヶ原IC=岐建荒尾駐車場16:40(解散)
  • 地理院地図 2.5万図:京都東北部(京都及大阪2-4)

 一般山行の比叡山は、参加者が多数の為バスを利用することになった。天候が不順だったが晴れを望んで岐建荒尾駐車場を総勢20名で出発。関ヶ原ICで高速道路に乗り京都東ICで降り湖西道路を北進し、日吉大社の手前にある市営駐車場に到着。登山準備をして、リーダーと1班10名2班9名で8時に駐車場を出発。

 登りは千日回峰行のルートを行きます。千日回峰行は比叡山中の谷から谷への道を千日の間ひたすら歩き続ける荒修行です。その距離は1日40キロで計4万キロになります。

 県道を少し歩いて参道へ、歴史のある道で苔むした岩、階段、石仏、祠など沢山あります。衣服の調整、休憩しながら1時間ほど歩いた所の沢が崩れていて、注意して渡りました。

 谷の出合いから急坂を登ると玉照院に着いた。ここで一本立てて、ここからは道もコンクリートになり歩きやすい。大乗院、明王堂を見ながら整えられた道を行くと登録有形文化財のケーブル延暦寺駅に到着。トイレ休憩と展望台で琵琶湖を眺める。

 駅からは雪が残っている階段を登り、ドライブウェイに出た。道路を横断して急な山腹を石仏、墓石等を見ながら登ると人工林の辺りから雪道となる。滑らないように注意して歩き、無線中継所を通過すると、平坦なところに出る。

雪が出てきました。

 水道給水設備の西側に小高い丘があり、そこに一等三角点、点名比叡山が鎮座していた。左から一等三角点と表記されていた。大比叡の山名版を囲んで記念写真撮影をする。

 丘を降りて楽しい昼食である、給水設備の横など風の当たらないとこで、1時間ほどゆっくりお昼をいただいた。

昼食時間

 下山は山頂から四明岳を通り、大比叡の北側を下りる。日が当たらないので積雪がある。

大比叡北面のトラバース道を下る

 注意しながら根本中堂へと歩く。戒壇院、延暦寺西塔をすぎると、大改修中の延暦寺根本中堂に着いた。改修は平成28年から始まり令和8年までの予定という。延暦寺はお山全体に点在する堂塔を総称した名前で、延暦寺というお寺さんの建物はありません。

下山中 根本中堂手前付近

 休憩、見学をして下山を開始、下山時間が早くなったのでバスに連絡する。小石のある山道を1時間ほど歩いてケーブル坂本駅に着いた。駅から下った道を右折すると市営駐車場に2時間ほど早く着いた。身支度をしているとバスが到着、荷物を載せて帰路につく。

駐車場に戻ってきました。

 帰りは琵琶湖大橋(1964年9月開通)を渡り湖岸道路25号線で彦根ICへ向かうルートです。琵琶湖大橋通過の頃は皆さん深い夢の中でした。17時前に岐建荒尾駐車場に無事到着しました。半世紀ぶりに比叡山に登れてよかったです。有り難うございました。

<ルート図>

地理院地図


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