大垣山岳協会

笠置山 2020.01.09

笠置山

月報「わっぱ」 2022年2月(No.483)

【 月例山行(初登り) 】 笠置山 ( 1128.0m Ⅱ△ ) 藤野 一郎

  • 日程:2022年1月9日(日)(晴れのち曇り)
  • 参加者:CL.藤野一、SL.丹生統、阿部育、安藤正、岩田嘉、大谷早、奥田恭、小倉繁、加藤美、金光鏡、河口加、柴田悦、清水友、竹森せ、藤井利、藤井眞、宮川祐、宮澤健、三輪唯、山中晴、山本知
  • 行程:中之江駐車場7:00=姫栗ふれあい広場駐車地8:35~8:55-笠置山11:50~12:45-駐車地15:00~15:15=中之江駐車場16:50(解散) 
  • 地理院地図 2.5万図:武並(飯田12-3) 、切井(同11-4)

 2022年(令和4年)初登りは美濃百山A級の笠置山。遠方ということで今回はバスを利用しての山行を計画した。

 笠置山は岐阜百山の一つに選定されていて、『ぎふ百山』では「恵那市の北方、木曽川の右岸にそびえている秀麗な山容の山である。富士山のように長く裾を引き、台地上に君臨する山容は、どこからも笠置山と見定めることができる」と紹介されている。笠置山の山頂直下には望郷の森キャンプ場が整備されていて、車でそこまで行くと30分程で山頂に立つことができるらしいが、今回は2013年6月月例山行と同じ「姫栗ふれあい広場」から往復するコースを選択した。

 中之江駐車場を出発するとバスのフロントガラスの向こうに日の出が見え、今年の初登りに相応しいスタートとなった。正面に優美な笠置山が見える「姫栗ふれあい広場」でバスを下車し、装備を整えて出発。

マイクロバス車内
出発前の一コマ

 最初は道標に従って別荘地の中の舗装された道路を登っていくが、途中から舗装が途絶えて石がゴロゴロした歩きにくい林道を登るようになる。駐車地から1時間ほど歩くと、正面に白いガードレールのある林道が見えてきた。その林道に上がると路面が凍結していたので、慎重に歩を進めて「笠置山登山者休憩・記録小屋」と大きな看板が掛かった休憩所に到着した。

登山開始

 ここで小休止をした後、道標に従って小屋の向かいの登山道へ入った。木の階段の登山道を20分ほど進むと、国指定天然記念物のヒトツバタゴ自生地に着いた。さらに5分ほど進むと、沢に小さな橋が掛かり、橋の袂に「あんこ沢のあんこ棲息地(鮟鱇=小山椒魚)」説明板が掛かっていた。さらに45分ほど木の階段の登山道を登り続けると、積雪が10cmほどある林道に出た。その林道を横切ったところからは、周囲が笹原になって雰囲気が変わり、登山道には「笠置山登山道 歴史の香る径 寺屋敷跡(白雲寺)」の道標があった。林道から30分ほど進むと、「おみたらし(御神水)神の恵みの湧き水(頂上まであと10分)」の説明板があり、そこから説明板どおり10分程で尾根に出ると、尾根の先に笠置神社奥社が見え、尾根の左側には「ぶな林」の標識があった。

林道からの登り口
針葉樹林帯を登る一行

 駐車地からずっと針葉樹林帯を歩いてきたため、今日初めてぶな林を見ると少し気持ちが安らいだ。鳥居をくぐった右側に二等三角点があった。笠置山の山名板は神社の裏側の木に括りつけられていて、その傍の大きな岩の上に数名ずつが交代で登って記念撮影をしたが、全員が一度に登ることができないため、神社の正面に集まって記念撮影を行った。

笠置山山頂

 鳥居の傍の日当たりの良い場所を求めて昼食休憩を取ったが、風が冷たく予定より早めに切り上げて、不安のある人はアイゼンを着けて登ってきた同じ道を下山した。今回はバスでの山行を計画したが、条件次第ではバスの山行も良いなと思いながら帰路についた。

鳥居の傍にて昼食休憩
<ルート図>

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