大垣山岳協会

小島山、ムネ山 2021.12.12

ムネ山

月報「わっぱ」 2022年1月(No.482)

【 一般山行 】  小島山 ( 863.5m Ⅲ△ ) 、ムネ山 ( 905.4m Ⅱ△ ) 藤野 一郎

  • 日程:2021年12月12日(日) (晴れのち曇り)
  • 参加者:CL.大谷早、SL.大橋辰、岩田嘉、大塚花、小倉繁、加藤美、金光鏡、藤井眞、藤野一、宮川祐、村田美、宮澤健、三輪唯、山本知
  • 行程:岐建荒尾駐車場7:00=駐車地7:30~7:45-滝谷登山口8:00-ムネ山10:35~10:45-小島山11:25~12:15-駐車地14:00=岐建荒尾駐車場14:35(解散)
  • 地理院地図 2.5万図:池野(岐阜8-3)、谷汲(同7-4)

 年度計画は岩岳(美濃百山B級)だったが、「間伐作業のため登山道通行禁止」の看板が出ているということで、目的地が小島山(美濃百山B級)・ムネ山へ変更になった。けれど、当初参加申込みをしたメンバーのほとんどが当日の朝集合場所に集まった。

 出発前のミーティングでは、「小島山への分岐点に10:30までに到着できなかった場合は、ムネ山へは行かずに、小島山のみにします」とリーダーから説明があった。県道32号線(春日薬草街道)の滝谷橋を渡ったところを右折し、舗装された急坂の細い道に入り、熊野神社の先にあるゲート前の空き地に駐車した。

 ゲートの横から作業道を15分程登った滝谷登山口からはヒノキ植林帯の中のつづら折れの登山道を登り、登山口から30分程で西部幹線No.R81の鉄塔に着いた。そこは見晴らしもよく、向かいの池田山は間近に見ることができたが、残念ながら遠望は利かなかった。

持ちの良い樹林帯歩き

 低木の照葉樹林帯の中を更に15分程登ると登山道の横にNo.R82の鉄塔があり、そこから先は落葉広葉樹の疎林でフカフカの落ち葉の絨毯が敷き詰められた広い尾根となった。登山道の脇には大きくて綺麗ななめこの生えた倒木もあって、登る楽しみが増えた。

なめこ発見

 登山口から1時間弱で四等三角点(点名:白樫)に到着し10分ほど小休止。そこから先もなめこを探しながら気持ちの良い尾根道を進み、No.R83の鉄塔を過ぎてからはヒノキの植林帯と自然林の境界の尾根を進んだ。

 9:45標高780m辺りで揖斐川の辰口橋から上がってくる百石平林道の終点に出た。その林道を進むとムネ山へ行くことができる。ここが出発前のミーティングで説明があった判断ポイントで、「予定通りムネ山へ行きます」とリーダーから嬉しい言葉があった。

 そこからは揖斐川や大垣CCと思われるゴルフ場も見える林道を進むとムネ山の山頂が見えてきた。林道横の急な斜面で伐採作業が行われており、その手前にある「古賀ヶ池」と彫った立派な木の標識があるところから急な斜面を登って尾根に上がった。直ぐに獣害避けのネット脇に二等三角点(点名:上野)のあるムネ山に着いた。山頂は西側が開けていたが霞んで景色は良くなかった。写真撮影を済ませ、小休止して直ぐに小島山へ向かった。

ムネ山山頂にて

 来た林道を戻り、途中から稜線上の巡視路へ入って樹林帯を少し登ると三等三角点(点名:市場)のある小島山山頂に到着した。山頂は周囲が樹木に囲まれていて眺望は良くなかった。ここでも写真撮影を済ませると、風を避けるため東に少し下ったところにあるNo.L85の鉄塔の下で昼食タイムとなった。

小島山山頂にて

 昼食後は林道の終点部の横まで樹林帯の登山道を下り、そこからは登ってきた登山道を下山した。踏み跡が薄く道迷いしないように注意を要する箇所もあったが、総じて危険個所もなく、会話が弾んだ下山となった。天気予報では午後から雨の心配もあったが、最後まで降られることなく、予定より早い時間に大垣に帰ってきた。

 当初予定の岩岳で今年中に美濃百山B級を終える予定でいたが、目的地が変更になったことで少し落胆していた。しかも以前三角点調査で今回とは違うルートで小島山に登った時の印象は良くなかった。しかし、今回登ったルートは最初のNo.R81の鉄塔を過ぎた辺りからは気持ちの良い登山道で、また来たいと思える山の一つとなった。次回来るときには、今回は行けなかった古賀ヶ池へも立ち寄ってみたい。このような素晴らしい山があることを改めて知ることができて、このルートを代替に選択していただいたリーダーに感謝感謝の一日でした。

<ルート図>

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