【 個人山行 】 能郷白山 ( 1617m Ⅰ△ ) 後藤 正雄
- 日程:2021年11月13日(日) 晴れ時々曇り
- 参加者:単独
- 行程:ゲート6:40-登山口7:40-前山10:05-山頂11:40-奥の院11:50~12:10-前山13:20-登山口14:50-ゲート15:42
- 地理院地図 2.5万図:能郷白山
晩秋の紅葉でも楽しもうと能郷白山にやってきた。紅葉は麓あたりだけだろうから、その後は落ち葉を踏みしめながら歩こうかと思っていたら・・・。
能郷谷林道ゲートから登山口までの林道を歩く。ふと前を見ると越美山地に雪がかぶっている。
この時点では、「あぁ、先週は九州の山でも初冠雪があったとニュースもあったし、雪があってもおかしくないなぁ。今シーズン初めての雪かぁ。楽しみだなぁ」という軽い気持ちであった。
登山口までやってきた。紅葉が日に照らされて綺麗である。残り少ない秋を楽しもう。
登りはじめ。ほとんど葉も落ちている中に鮮やかな彩りを残す1本。天気もいいし、まさに小春日和、登山日和。
初冬の能郷谷。もの寂しい気持ちになります。
林道出合を過ぎ、約1050mあたり。小さな石仏にも雪が。あれれ、この標高で雪に覆われているぞ。
1150m、お迎えブナとご対面。ここから更に雪が・・・。
1190mあたり。一面雪景色。陽が高くなるにつれ、枝に積もった雪が落ちてくる。何度、雪をかぶっただろうか。足元より頭上に注意しながら登る。
前山をすぎ吊尾根を歩く。前方、ようやくガスの切れ間に能郷白山が見えてきた。
磯倉は雲の中。
頂上直下、あと少しで山頂。ひざ下10㎝ほどの雪、先行者はいないため一人ラッセルだ。
能郷白山山頂に到着。踏み荒らされていない山頂を独り占めと思いきや、登山者が1人。温見峠は通行止めになっていると思っていたが、まだ通行可能とのことだ。
一等三角点。周りの雪を払いのける。
白山神社奥宮。扉を開けて参拝する。無事下山できますように。
昼食をとっていると、また別の登山者がやって来た。こちらも温見峠からで、合わせて3パーティーほど登ってきているとのこと。やはり人気の山である。
奥宮から前山方面。登りし道を振り返る。
同じく、磯倉方面。
能郷谷からの登山者は私一人と思われたが、前山すぎから複数の足跡がでてきた。後続者は前山まで来て引き返したようだ。
徳山湖が眼下に見える。
振り返ると能郷白山が。
ここから先がまたいやらしい。ぐちゃぐちゃ雪と濡れ落ち葉の登山道。しかも急斜面ときたもんだ。ここでこけると泥だらけ。それだけはどうしても避けたい。注意しながら降りる。
登山口、渡渉地点まで降りる。やれやれ、あとは林道をひたすら歩くだけ。
雪の備えは万全ではなかった。冬靴でなく、スパッツもしていないため雪が靴に入る。頂上に着いたころには靴下がぐちょぐちょの状態でとなる。
天気も安定しており、風もほとんどなかったことが幸いであった。コース上に厳しいところはないためそのまま登ったが、状況次第では早めに下山の判断をしなければならなかったであろう。
反省点はいろいろあるが、晩秋、いや初冬雪山ハイキングを楽めた一日でなった。
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