月報「わっぱ」 2021年11月(No.480)
【 月例山行(市民登山) 】 竜ヶ岳 ( 1099.3m Ⅱ△ ) 田中 恵子
- 日程:2021年10月24日(日)(晴れ)
- 参加者:CL.小倉幹、SL.丹生統、1PL.堀 義、1SL.大谷早、2PL.宮澤健、2SL.名和妙、3PL.藤井利、3SL.山本知、4PL.西村洋、4SL.加藤美、安藤正、岩田嘉、小倉繁、金光鏡、桐山美、後藤正、清水克、高橋文、田中恵、藤井眞、藤野一、堀 洋、宮川祐、村田美、山田真、一般市民33名
- 行程:中之江駐車場6:50=宇賀渓駐車場8:10~8:30-稜線出合10:15~10:30-竜ヶ岳12:20~13:10-金山尾根分岐13:30-中道合流点15:20-宇賀渓駐車場16:00~16:30=中之江駐車場17:45(解散)
- 地理院地図 2.5万図:竜ヶ岳(名古屋10-1)
竜ヶ岳は三重県いなべ市と滋賀県東近江市の境にある標高1099.3mの山で、鈴鹿セブンマウンテンに選定されています。コロナ禍の緊急事態宣言の解除に加え紅葉の時期とあって出発地点である宇賀渓駐車場はたくさんの車でにぎわっていました。
前日の土曜日には日差しはありましたが風がとても強く、明日もこんな風が吹いていたら寒い登山になりそうだなと思っていました。 しかし、当日は風はほとんど無く、やわらかな日差しが差す絶好の登山日和となりました。
今回、一搬の参加者は33名、会の参加者はサポート委員を含め25名、総勢58名の大々パーティーです。4つのグループに分けられ、それぞれにリーダー、サブリーダーが付きました。
丹生理事長から登山についての簡単なルール等の説明を聞いて出発です。山頂への登山ルートはいくつかありますが、今回は登りは遠足尾根、下りは金山尾根のルートです。
駐車場から25分ほど林道を歩くと、右手に遠足尾根の登山口があります。登山道は道迷いをしないよう、実に細かく位置確認番号が振られています。杉林のかなり急な植林帯を1時間ほど進むと稜線の出合いにたどり着きます。そこからは傾斜が少し緩やかになり、広葉樹の木々の間から、右手には藤原岳、左手前方には目指す竜ヶ岳の山頂が見えはじめます。お天気は少し曇りがちになってきましたが、稜線ははっきりと見え、標高が1000mくらいの山には思えないようなすばらしい景観が広がっています。
私の後ろには3班の隊列が続いており、元気な3人の男の子(12歳)はパーティーリーダーの藤井さんと学校の話や、今標高はどれくらいかなど話しています。さすが藤井さん、歩く事が飽きないよう、しっかりサポートしていらっしゃいました。
頂上の少し手前は、春にはシロヤシオの花が羊を放牧したたように咲き誇ることで有名らしいです。秋にはこの葉が紅葉し、赤い羊になるそうですが、時期が少し早いのか、その様子はあまりはっきりとは見られませんでした。
登ってきた道を何度も振り返りながら、笹原の中の一本道を登りきると頂上です。頂上は広く開けていて、伊勢湾、琵琶湖、濃尾平野等を一望できる大パノラマが広がっていました。残念ながら白山や御嶽山などの遠望は利きませんでしたが、少し日差しがもどってきて1時間ほどお昼休憩を取りました。
帰りは金山尾根から下山します。登ってきた遠足尾根を左手に、右手に竜ヶ岳の山頂を見ながら、なだらかに下っていきますが、途中からは尾根が痩せて急な下りになります。ザレた登山道をすべらないように細心の注意を払いながら下山していきました。
行動時間約8時間、10㎞の長い行程でしたが、一搬の参加者の方々も全員完登できた事はとても素晴らしいことだと思います。この中から一人でも多くの方が我が会に興味を持たれ、入会していただけることを期待しております。
皆様お疲れ様でした。
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