大垣山岳協会

逆さ槍ヶ岳は雪の中 2021.07.25-27

氷河公園 天狗池

氷河公園 天狗池 ( 2507m ) 清水 友子

  • 日程:2021年7月25日~27日(日~火)
  • 参加者: 清水友子、他2名
  • 行程:
    7月25日(日) 上高地7:45→河童橋7:50→明神8:40→徳澤9:55→横尾11:30→槍沢ロッジ13:55泊
    7月26日(月) 槍沢ロッジ5:40→ババ平6:15→大曲6:55→天狗原分岐8;00→天狗池9:00―9:25→天狗原分岐10:10→大曲11:00→槍沢ロッジ11:55→徳澤15:15泊
    7月27日(火) 徳澤→上高地
  • 地理院地図 2.5万図:穂高岳

 昨年友人が池に映った逆さ槍ヶ岳の写真を送ってくれた。そこは槍沢から入り天狗原の氷河公園と呼ばれる所にあり氷河によってできた窪みに雪渓が流れて解けた雪が天狗池であることを知った。

 逆さ槍ヶ岳はその年の雪渓の状態や晴天ではないとみれない。今日は快晴で期待が膨らんだ。

(初日)
 横尾から槍沢に入るとすぐに屏風岩と南岳が見られる場所に出た。南岳の山頂付近には雪がまだたっぷりある。

屏風岩と南岳

 谷が狭まり澄んだ水が勢いよく流れている。かっぱ橋でみる穏やかな流れとは全く違ってきた。

 樹林帯の中を歩くと一ノ俣分岐の標識があり、少し登山道らしくなってきた。傾斜の増した道を少し歩くと今日の宿泊地、槍沢ロッジ1820mに到着した。上高地からは6時間、距離にして16km、しかし、標高差では300mほどしか登っていない。

 槍沢ロッジはコロナ感染対策として人数制限や消毒、食事の摂り方も色々と配慮がしてあった。

(二日目)
 翌朝、暑くならない内に出発した。標高はまだ2000mに達してないせいもあり、ババ平テント場に着くころにはもう汗びっしょりになってしまった。山の岩壁から幾筋もの滝が流れ落ちていた。

ハクサンフウロ

 大曲の標識を越えると正面に中岳と大喰岳が見えてきた。この辺りから登山道は少し急になった。

前方には中岳と大喰岳

 後から登ってきた若い団体さんに追い越されながらゆっくり登ってゆく。やっと2350mの天狗原分岐に到着した。

雪渓とモレーン 槍が岳はまだ見えない

 雪渓を渡った滝の流れる上の所に天狗池があるようだ。雪渓の傾斜が気になる。

 雪渓に着くと急な斜面だが、ふみ跡はしっかりあった。

慎重にゆっくり歩く。

 雪渓を越え、岩場を少し登ると天狗池に着いた。しかし池は雪の中。南岳から降りてきた登山者の方の話で、池が現れるのは八月とのこと。

天狗池は雪の中

 着いた時はガスに覆われて見えなかった槍ヶ岳も、待っているうちに段々とガスがとれて素晴らしいピラミッド状の姿を見せてくれた。

槍ヶ岳と東鎌尾根

 標高2507mの池に映る逆さ槍ヶ岳は見えなかったがこの風景だけで満足だ。

 天狗池からは、南岳は横尾尾根の向こうになり見ないが、反対側の氷河地形のカールと雪渓が実に素晴らしい。

 帰りにチングルマの群落を見つけ写真を撮る。

槍沢に咲くチングルマ

 もう少しここにいたいと思ったが、帰りの行程はここから徳澤まで5時間を要する。時々後ろを振り向き傍らの渓流を眺める。樹林帯ではミソサザイの囀りが静かな森に轟いていた。

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