月報「わっぱ」 2021年8月(No.477)
【 週日山行 】 阿弥陀山 ( 453.4m Ⅰ△ )、高面山 ( 302m △なし ) 小倉 幹雄
- 日程:2021年7月14日(水)(晴れ)
- 参加者:L.小倉幹、安藤正、岩田嘉、大谷早、大橋礼、小倉繁、桐山美、高橋文、堀 洋、宮川祐、宮澤健
- 行程:岐建駐車場6:55=木之本町=高島市安曇川町駐車地(道路脇)9:15~9:30-登山口9:35-太山寺城跡城標識10:00-阿弥陀山10:45~11:00-(最高点の途中まで往復)-林道出合11:50-高面山12:10~12:45-登山口13:20-駐車地13:25~13:40=岐建駐車場16:00(解散)
- 地理院地図 2.5万図:饗庭野(宮津4-2)
阿弥陀山は古くから西方浄土の信仰の対象とされた山です。高島七ヶ寺の一院である太山寺城跡が中腹にあります。創建は平安時代の前半と言われています。
登山口脇の私有地に駐車できる所がありました。向かいの民家に駐車できないかを確認したら、平日は仕事で使用するので約100m戻った道路脇に置くように言われました。戻って道路脇に駐車して、各自登山の身支度完了後、登山口へ向かいました。
登山口を少し入った所にはシイタケ栽培の原木が広範囲に設置してあります。登山道の周りはスギ、ヒノキの造林が目立ちます。突然、小倉繁さんより悲鳴あり。ヒルにくっつかれたと。他のメンバーも確認すると多くの人がくっつかれていました。その後はひたすら地面を見てヒル対応して登るようになりました。
太山寺城跡の分岐を左に折れると、城跡の説明板があります。そこより城跡までの道は雑草に覆われていたので、ヒルが多くいるようで城跡に行かず分岐まで戻りました。
登山道の右側に木馬道(きんまみち)の標識がありました。この登山道はかつての作業道で、大量の木材を切り出すために枕木を敷いた木馬道が作られていたようでした。
やがてマツ林、コナラ林に代わってきてヒルから解放されました。そして前が開けてきて阿弥陀山に到着。山頂には一等三角点がありますが、周りは三角点の標石を覆うくらいに雑草が生えていました。せっかくの一等三角点なので、もう少し整備してあっても良いと思われます。東側は少し開けていて、琵琶湖を見る事ができます。
休憩後最高点へ向かいました。薄暗い林の中を進むと、防衛庁の標柱がありました。最高点は元自衛隊通信施設の近くにあるのです。今回は11名と多くこれ以上進むと問題ですのであきらめて、阿弥陀山山頂に戻りました。
山頂から高面山へ向かいました。はじめの方は緩やかな緑葉林で気持ちが良いのですが、林道近くになると急斜面になります。幸いロープが取り付けてあり、全員それに掴まり無事林道に降りたつことが出来ました。
林道の反対側にある高面山に登山道はありません。尾根に沿って登りますが倒木が多いので、倒木が少ない尾根近くの斜面を登りました。尾根が緩やかになってきた所に大谷さんが樹木に付けてある高面山の標識を見つけ、ここが山頂であることが分かりました。
周りは樹木に覆われていて、眺望は全くありません。ここで40分程昼食を兼ねた休憩をして林道に戻りました。林道脇の所々には石仏があり、これも信仰の山の現れであります。やがて登山口に戻りました。
今回は山野草の花は見る事は出来なかったけれど、イワウチワを多く見かけました、イワウチワの花が咲くころに来れば、ヒルもいなく、城跡も見られ、もっと楽しく登れると思いました。
コメント