大垣山岳協会

木地師伝説の山・ロクロ天井 2021.04.23

ロクロ天井

ロクロ天井 ( 1471.6m Ⅱ等△ ) 丹生 統司

 この山域一帯は木地師伝説が語り継がれる豊富な木材産地であり山名の「ロクロ天井」の名付けは元当会会員で元岐阜山岳連盟理事長の故酒井昭市氏である。円錐状の山容は回転するロクロを連想させ当を得た実にいい山名である。一風変わった山名が人気を呼んでいるようである。写真は阿木川源流域の対岸尾根から見たロクロ天井である。

<ルート図>
  • 日程:2021年4月24日(土)晴れ
  • 参加者:L.丹生統、大谷早、藤野一、吉田千
  • 行程:林道ゲート8:25-天狗森山林道分岐8:35-乙女休憩小屋8:45-ロクロ天井登山口9:05-尾根取付き9:40-山頂10:20~11:30-林道ゲート14:00
  • 地理院地図 2.5万図:美濃焼山

 風神神社を過ぎて標高900mのゲートに到着した。ゲート前の膨らみに軽自動車が1台先着していたのでその奥に駐車したが2台が限度である。

 辻ヶ沢の橋を越え、乙女沢の橋を越えると天狗森山へ行く林道分岐、ロクロ天井は右だ。ここまでゲートから約10分であった。

 林業従事者の休憩小屋、薪ストーブを使用しているのだろう。小屋脇にびっしりと綺麗に薪が積まれていた。「乙女」の響きに誘われついシャッターを押した。

 標高1085mの登山口に着いた。これより林道から山林作業道に入る。花崗岩が風化でザラメ状になった砂地の道は雨水に浸食され深い溝状にえぐられて廃道状態であった。

 作業道は標高1230mで終わり檜の植林帯の山道となったがよく踏まれており笹丈は低く目印も豊富であった。

 標高1380mを越えるといきなり笹が背丈を越えて踏み跡を塞ぎ鬱陶しくなった。しかし踏み跡はしっかりしており道を踏み誤る心配はなかった。

 笹が濃く丈が高くなった藪のブナの幹に熊さんが上り下りした爪痕を発見した。

 山頂はカラマツとカエデ、リョウブ等の樹木と笹が三角点を1,5mの距離で囲み「ロクロ天井」と書かれた山名板が立ち木に括られていた。西に阿岳1501mから続く県境稜線に鯉子山1591mが確認出来て、その右奥に大川入山1908mが大きな山容を見せていた。

 点名・阿木、Ⅱ等三角点の石柱はカビもなく綺麗で保護石は無かった。

 帰りの楽しみは林道沿いに見つけておいたタラの芽とコシアブラであったが、その採取中に鼻をつくいい香り、山椒の新芽を見つけてこれも今夜の食卓を飾ることになった。

 こんなことをしながらブラブラ、のんびりしたので登り2時間弱であったのが下りは2時間半もかかってしまった。これも春ならではの山行の楽しみである。完

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