大垣山岳協会

いろいろな顔を見せてくれる 雨乞岳周回 2020.11.08

雨乞岳

【月例山行】 雨乞岳1238m Ⅲ△「雨乞嶽」) 後藤正雄

  • 日程:2020年11月8日(日) 曇り後晴れ
  • 参加者:L.清水友、阿部育、安藤正、小栗敦、後藤正、丹生統、藤野一、堀 洋、宮澤健、村田美、山田真、山本知
  • 行程:大垣(岐建荒尾駐車場)5:30=武平トンネル西200m先駐車場7:00~7:13-武平峠雨量計(登山口)7:20-いっぷく峠7:45-三人山9:00-東雨乞岳9:55~10:00-雨乞岳10:15~10:20-東雨乞岳10:33-1130m地点(大休憩)10:45~11:23-七人山のコル(七人山分岐)11:35-クラ谷分岐12:18-沢谷乗越13:00-武平トンネル西登山口13:44-駐車場13:50=大垣
  • 地理院地図 2.5万図:御在所山

 久しぶりの鈴鹿の山です。しかも紅葉の季節。多くの登山者が予想され、出発時刻も早めに設定です。

 鈴鹿スカイラインを登り始めるとすでに多くの登山者が歩き出しています。スカイライン途中の駐車場もほとんど埋まっていて、路上駐車の車も見受けられます。少し遅かったかなと思いながら武平トンネルを抜けるとやはり駐車場は満車でした。

 どうしようかと思いながら少し下ると3台の空きがある駐車場がありました。これ幸いと車を停めると次から次へと間髪入れずやってきます。すべり込みセーフ。奥美濃の感覚ではありえない光景です。

 今日は郡境の尾根を登り、クラ谷を下るという周回コース。清水リーダからコース全般や危険個所等の説明があります。

登山前ミーティング 各自地形図でルートを確認

 いざ出発です。スカイラインを少し下ると武平峠雨量・中継局があります。その横が登山口です。

雨量計横から登り始めます

 渡渉してからいきなりの急登です。一気に体が暖まります。

いっぷく峠まで急騰が続きます

 いっぷく峠をすぎるとなだらかな尾根歩き。残念ながら曇り空で紅葉も今一つ輝きがありません。

郡境尾根を歩く

写真では紅葉もうまく映えませんが・・・。

 鎌ヶ岳が見えます。雲が垂れ込みちょっと残念です。日が照ると赤・黄・緑のコントラストが綺麗なことでしょう。

 三人山をちょっと下ったところで、キノコ採りにいそしむ我が会メンバー。高いところに生えているなめこを枝でつついて落としています。

みんな真剣です。

 ぬかるんだ道を東雨乞岳まで200mを一気に登ります。

 山頂は、ガスにまかれて風もきついです。当然眺望はまったくありません。

寒い寒い
 東雨乞岳山頂 みんなの顔もかすんでいます。

 すぐさま雨乞岳に向かいます。笹薮の道を大勢の登山者とすれ違います。さすが鈴鹿の山です。

笹薮の道 すれ違うのもままなりません

 雨乞岳到着です。せまい山頂ですしこんな天気なのでのんびりとする余裕がありません。写真を撮りとっとと引き返します。

雨乞岳山頂にて あわただしくパチリ

 東雨乞岳に戻りました。山頂は広いものの、寒風がきつすぎてとてもじゃありませんが休憩もままなりません。帰りはクラ谷ルートですので七人山のコルにむけ下ります。1130mまできて風も治まってきたので平坦なところをみつけて大休憩です。

正面は七人山 コルに向かって下りていきます

 七人山のコルまで来ました。計画では七人山には登りません。ルートを確かめて下りていきます。
クラ谷の登山道は渡渉が多く、紛らわしい道が多くあります。よく道間違いによる遭難騒ぎが発生するようですので、こまめに地形図にて現在地を確認します。

地形図、コンパスをもとにルートを確認するO女史

 クラ谷を歩きます。しばし足をとめ撮影会。

 渡渉を繰り返しながら下山します。

 クラ谷分岐手前から登り返しがはじまり、沢谷峠からトラバースしていきます。スカイラインを走るバイクの音が聞こえるようになれば登山口はすぐそこです。

 武平トンネル西の登山口から駐車地まで戻ると、ぎりぎり車が出せる余地を残しただけで車が止まっています。いくら何でもという止め方をしていましたが、そうでもしないと止められないほどの登山者が来ているということでしょう。改めて人気ぶりを再認識しました。

 快晴とは言えませんでしたが、尾根道、谷道それぞれの紅葉を楽しむことができた1日となりました。

<ルート図>

地理院地図

 

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