大垣山岳協会

冷気を求めて 日永岳 2020.08.30

日永岳

【 個人山行 】 日永岳(1215,6m Ⅲ△) 丹生統司

  • 日程:2020年8月30日(日)晴れ
  • 参加者:丹生統、小栗敦、山本千、田中恵、吉田千、藤野一、佐藤大、堀 洋

 日永岳は山県市神崎と関市板取を南北に跨る山であるが山頂は150mほど関市側に入ったところにある。山県市神崎集落から舟伏山に向かう橋ヶ谷を左に見送ると道は細くなり柿崎川沿いの県道200号を延々と遡る。県道とは名ばかりで待避所も少なく対向車の来ぬことを祈った。分校跡の敷地は鎖に錠がされて駐車できず手前の草原に停めた。

 ガッパ谷につけられた林道を1時間5分歩いてやっと登山口に着いた。しかし杉の植林帯の道は多分に湿気を含み蛭の出現で騒々しい。

 登山口から杉の植林帯の尾根を高度で約300m一気に登る。風が通らず暑く汗だくである。ところが携帯用扇風機を持参して涼しげなお方もいて少しうらやましい。

 関市と山県市の境界尾根に着くと名物の天然ヒノキの出迎えに皆で記念写真に収まった。能郷白山東の?風山の天然桧は2年前の台風で何本か倒れ痛ましかったが健在でよかった。

 境界尾根沿いの道は概ね関市側が切れ堕ちており油断が出来ない。急登も天然ヒノキの根が足場や手掛かりを提供してくれていた。

 山頂近くに反射板があるお陰で道は刈り払われており歩きやすかった。我々の来ることを見越してこの夏に刈り払われたならこんな有難いことはないが・・・

 四隅を三角に削った御両局の境界石が有った。この先の境界尾根から山頂へ続く尾根の高みに山県市の最北端で最高所と記された看板も有った。(山頂は関市川浦谷側に有る)

 道は想像していた通り反射板までは綺麗に刈り払われていたがそれを過ぎると僅かな距離だが灌木の小枝がうるさかった。周りの樹木が大きくなって展望はよくなく大きな岩の上で更に背伸びして山座同定を行った。(点名・日永岳を囲み記念写真)

<ルート図>

 日当たりを避けて高い木のある木陰まで引き返して昼食休憩を行った。登山道なれば車座にはなれなかったが時折冷気を含んだ風が抜けて行く心地いい所だった。完

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