【 個人山行 】 御嶽山(3067m Ⅰ等△点) 清水友子
- 日程:2020年8月19日(水)
- 参加者:安藤、服部、大谷、清水、他1名
- 行程:御嶽ロープウエー乗り場8:24-飯森駅9:05-行場山荘9:37-女人堂10:23-石室12:20~12:35-山頂13:31~13:35-二の池分岐13:49~14:01-女人堂15:10-御嶽ロープウエー乗り場16:16
御嶽山は2014年に大規模な噴火がおこり沢山の犠牲者がでた。今も噴火警戒レベル1の活火山である。四季を通して東海地方の山を登っていると美しい雄姿の御嶽山を眺めることができるので私はこの山が大好きだ。
ロープウエーを使い一気に標高2150mまで行く。そこから整備された登山道を10分ほど行くと7合目行場山荘に着く。
ここからは針葉樹林の登りが続き次第に広葉樹林に変わってナナカマドの葉が一部赤く紅葉して、高山での秋の気配を垣間見た。途中樹木の間から中央アルプスが見え実に雄大だ。
一時間ほどで女人堂に到着した。きょうは快晴で乗鞍岳や北アルプスが展望できしばし景色を眺めながらみんなと水分補給だ。何年か前は右方面に登ると三の池までいけたが、途中の登山道の崩落で今は通行止めになっている。
この辺りが森林限界で一気に展望が開け霊神碑が多くあるハイマツ帯の中を登る。
火山特有の砂礫や岩の斜面を登ると9合目標高2820mの石室に着いた。6年前に噴火した凄まじさが至る所に残っていた。火山灰は風化はしているが、ここにあった高山植物は殆ど無くなっていた。
火山岩地帯を進むと標高2915mの二の池分岐に着いた。山頂に行く道は2018年まで立ち入りが禁止されていたが解除されている。継子岳方面を眺めると三の池の湖面が少しだけみえる。頂上まであと一息だ。
ザレた緩やかな斜面を登り少し平になった所に立派なシェルターが建設中であった。隣には犠牲者の献花台も設置してあった。最後の急な階段を登ると標高3067mの山頂に到着し、みんなで登頂を祝った。
一の池は火山灰で覆われてまるで雪が積もっているようだ。火口壁もまた、雪が積もっている様に見えた。噴火前までは綺麗な水色だった二の池は灰色に濁っていて、以前は水がなかった窪みに水がたまり地形が変わっていた。
地獄谷からの活発な噴気孔はガスで見えないが、突発的な噴火は予測ができないので早々に立ち去った。二の池分岐で大急ぎで昼食を食べて下山した。途中御嶽教の信者さんたちも登ってこられ、なんと最高齢者は85才とは驚きだ。
登頂予定時刻が30分ほど遅れていたので、滑りやすい登山道を注意を払いながら急いで下山し、ロープウエー乗り場に着いた。
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