大垣山岳協会

蓼科山 2020.07.12

蓼科山

月報「わっぱ」 2020年8月(No.465)

【 一般山行 】 蓼科山 ( 2530.7m Ⅰ△ ) 小倉 幹雄

  • 日程:2020年7月12日(日)
  • 参加者:L.小倉幹、安藤正、小倉繁、小倉浩、小栗敦、加藤美、河口加、清水友、清水満、田中恵、田中善、成瀬八、名和妙、服部功、藤野一、堀 義、宮澤健、村田美、森 美、山本知
  • 行程:岐建駐車場5:35=大垣西IC=中津川IC=R19号=R256号=R153号=飯田山本IC=諏訪IC=R153=白樺湖=七合目登山口10:15~10:35-天狗の露地11:35-将軍平(蓼科山荘)12:15~12:30-蓼科山13:10~13:55-将軍平14:35~14:55-天狗の露地15:20-登山口16:05~16:25=諏訪IC=駒ヶ岳SA=内津峠PA=岐建駐車場20:25
  • 地理院地図 2.5万図:蓼科山(長野12-3)

 前日まで下呂地区の豪雨により甚大な被害が発生しており天候が気がかりでいたが、12日の天気予報が変わり、梅雨前線が南岸まで下がり曇り時々晴れに変わったので思い切って実施することにした。

 当日朝集合場所の駐車場につくと、宮澤さんより中央自動車道は恵那山トンネル手前で崩落があり、中津川ICと飯田山本ICの間が通行止めになっているとの知らせを聞いた。マイクロバスの運転手と相談して、中津川ICより南木曽に回り清内路トンネルを抜けて昼神温泉から飯田山本ICに出るコースに変更した。そのため予定より約1時間遅れて、御泉水自然公園の北登山口に到着した。

 駐車場はこの様な天候でも満車で、ありさすがに日本百名山である。各自支度をすませたところで、先日入会された清水満理子さんを紹介して挨拶していただいた。

 そして、登山口にある蓼科神社の鳥居をくぐり、緩やかな登山道を進む。蓼科神社の奥宮は山頂にある。周りは北八ヶ岳らしくシラビソと苔に覆われていて、シラビゾの葉の先端に新芽がでていた。

七合目登山口 蓼科山神社の鳥居

 通称「天狗の露地」を過ぎた頃から急な登山道になり、石が増してきたので足元に気を付けて慎重に登る。出発が遅かったので、すでに下山してくる登山者と交差するので時々立ち止まる。途中に少し強い雨が降ってきたので雨具をつけると、一気に汗が噴き出てきた。

 ようやく将軍平にある蓼科山荘に到着した時はもう12時を過ぎていたので、軽い昼食を兼ねて15分ほど休憩した。蓼科山荘から山頂近くまでは大きな溶岩石が重なった急な登山道が続く。時々後ろを見てメンバーの様子を確認する。

頂上直下のガレ場を登る

 森林限界を超え周りが少し明るなり岩も乾いていた。登山道脇にはゴゼンタチバナが咲いていた。やがて蓼科山頂ヒュッテに到着した。ヒュッテは新型コロナウイルスで今年は営業していない。ヒュッテより5分程で一等三角点がある蓼科山山頂に到着した。

 頂上は雲を通り抜きた上で青空が見えていた。下界は残念ながら雲の中で景色を見ることはできない。山頂は火山岩におおわれて樹木は全くない。中央は火口跡ですこしへこんでいる。

 途中の天気の様子であると、山頂でもあまり期待してなかったが、思わぬ晴れに参加者の顔が思わずほころんでいた。

蓼科山山頂 一等三角点

 到着時間は13時10分と遅かったので30分程の休憩にして、反対側にある蓼科神社奥宮は寄らずに下山する。蓼科山荘までは急な岩道であるのでスリップしないよう慎重に下山、16時過ぎに登山口に到着した。

 今回、登山口は雲の下で晴れていて、途中は雲の中で雨にあい、山頂は雲の上で青空が見えていた。梅雨時に時々遭遇する貴重な天候で参加者は満足していた様子であった。

<ルート図>

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