月報「わっぱ」 2020年7月(No.464)
【 週日山行 】 阿星山 ( 693.0m Ⅱ△ ) 小倉 幹雄
- 日程:2020年6月16日(火)
- 参加者:L.小倉幹、安藤正、岩田喜、小倉繁、大橋礼、桐山美、清水照、清水友、竹森せ、田中善、中野春、丹生統、服部功、宮澤健
- 行程:中之江駐車場7:00=じゅらくの里9:15-長寿寺登山口9:25-北尾根登山口10:25-阿星山山頂11:15~12:25-常楽寺14:05-じゅらくの里14:25=大垣17:50
- 地理院地図 2.5万図:三雲(名古屋15-3)
4月7日、新型コロナウイルスにより緊急事態宣言が全国に出され、各種活動が自粛要請される。大垣山協も4月、5月の山行を中止した。6月に入り自粛要請が一部解除されたので、週日山行を実施することにした。
滋賀県の野洲川左岸の最高峰である阿星山の北側山麓には、湖南三山と呼ばれる常楽寺(西寺)、長壽寺(東寺)、善水寺がある。天平年間(728年~747年)、良弁僧正によって建立された勅願寺で、山号はいずれも阿星山である。
長壽寺駐車場は登山者駐車禁止になっているので、近くのじゅらくの里の駐車場に止めた。阿星山の登山ルートは数本あるなかで、今回は長壽寺―阿星山―常楽寺ルートを周回することにした。
じゅらくの里より長壽寺までの道路脇には初夏の花ホタルブクロが多く、白い花を咲かせていた。長寿寺の山門を過ぎてすぐに登山口である。登山道は深い森の中で深く抉られていて、風通しが悪く蒸し暑く、汗が一気に噴き出た。途中に御神木祭に伐採されたと思われる神木跡があり、その旨標識に記載されていた。
やがて林道に出る。林道をしばらく歩き登山道に入るのだが、所々に地図にはない作業道があり迷いやすい。地図に表記されている池を過ぎ分岐を右に行くと、ハイキングコースの標識があり、北尾根登山口に入る。
登山道はササが膝下まで被っている所もあるが、よく整備されていた。所々に案内掲示板が設置されているが、大分年数がたっているようで文字がぼけている。風が通り抜ける所で休憩する。やがて上部が明るくなり、NTTの中継アンテナが見えてくると山頂まであとわずかである。
ようやく阿星山に到着。山頂は明るく、14名が休憩する広場はあるが眺望は無い。三角点横には信楽が近いのでタヌキの置き物があった。中継所方面はフェンスに囲われており中に入れない。約1時間休憩する。下山前に丹生理事長より先月奥美濃の左門岳と西台山で起きた遭難事例の教訓として、地形図と磁石の確認の大事さの話がありました。
下山のルートも登りと同様にササに覆われている箇所があるが道は明確である。下りも幾つかの道がありその都度地形図を確認して、やがて林道に出た。林道は荒れていて車で入るのは不可能である。林道脇にササユリが咲いていて、各自スマホのシャッターを切っていた。やがて車止めに出て長い林道が終わった。舗装されている道を常楽寺へ向かったが、常楽寺の参拝は完全予約制で中へ入ることはできない。残念である。長寿寺は中へ入れたので、希望者のみ参拝した後、大垣に帰った。
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