月報「わっぱ」 2020年4月(No.461)
【 週日山行 】 箕作山 ( 372m △なし )、小脇山 ( 373.4m Ⅲ△ ) 安藤 正昭
- 日程:2020年2月19日(水)
- 参加者:L.安藤正、岩田嘉、大谷早、大橋礼、小倉繁、桐山美、高橋文、竹森せ、中野春、服部功、堀 洋、堀 義、宮澤健、森 美
- 行程:岐建荒尾駐車場6:30=養老SIC=八日市IC=太郎坊宮中腹駐車場8:10~8:20~太郎坊宮めぐり~8:40-太郎坊山(赤神山)9:05~9:15-瓦屋寺9:30~9:45-箕作山10:05~(箕作城址の途中まで往復)~10:55-小脇山11:20~12:10-十三仏12:30-太郎坊宮参道13:45-太郎坊宮中腹駐車場13:55~14:15-岐建荒尾駐車場15:40
- 地理院地図 2.5万図:八日市(名古屋14-1)
この時季、天候が不安定で週日山行の日程を決めるのに苦労する。18日の予定だったが今冬の初冠雪が予測され、急遽19日に変更、お蔭で当日は好天に恵まれた。
八日市インターを降り西に向かうと、正面に天空に突き出した三角形の不思議な山、巨岩をむき出しにしたその姿はいかにも神体山。この山の中腹にある阿賀神社(太郎坊宮)はまさに天空の宮と呼ぶにふさわしい圧倒的な存在感。車で中腹にある祈祷殿の駐車場まで登る。
まず、安全登山祈願のため表参道から正殿に向かう。いきなりの階段、ここからでも259段あるそうだ。喘ぎながら登ると前方に十数メートルの2つの巨岩。幅80cm、真っ二つに押し開かれた2つの岩。この夫婦岩を通って参拝する者は病苦を除き諸願が成就する。悪心ある者は岩に挟まれるという言い伝えがある。ご祭神は「勝運の神」として広くその名が知られ、スポーツ選手や受験生が訪れるという。帰りは裏参道の階段を下り龍神舎(手洗舎)を経てハイキングコースに入る。
いきなり山道に変わる。雑木林の中をゆっくり登って行くと分岐に達する。ここを左折し赤神山に向かう。しばらく登って行くと大きな岩壁が迫ってくる。左へ回り込むように登ると赤神山の山頂に立つことが出来た。標高は低くても高度感があり、眼下には湖東平野の田園風景が広がる。遠くには綿向山や比叡山の山々が展望でき、絶景である。
次は瓦屋寺を目指す。分岐まで戻り北進するとやがて瓦屋寺の分岐に出る。ここを右折し10分も歩くと聖徳太子が四天王寺建立のため百済の陶工に命じて10万6千枚の瓦をここで焼いたと伝えられる瓦屋寺に到着。名前は瓦屋寺だが、なぜか本堂は茅葺屋根だった。
先ほどの分岐まで戻り、次は箕作山を目指すが、あっというまに箕作山の山頂に到着。南側には綿向山や雨乞岳等々鈴鹿山系の山々、北側には琵琶湖、伊吹山など展望が抜群。ここで計画外の箕作山城跡まで足を延ばそうということになり、北へ向かったがかなり距離があることが分かり断念する。
箕作山まで戻りゆるやかなアップダウンを繰り返しながら西進すると三角点のある小脇山に到着。ここで昼食をとることにする。ここも絶景、眼下に田園風景が広がる。ポカポカ陽気に無風。楽しい昼食に話が弾む。
次は岩戸山を目指す。歩き出すと直ぐに小脇山城跡に出会う。鎌倉時代、佐々木氏の家臣、三井氏の居城だったとのこと。わずかに石垣だけが残っている。まもなく岩戸山に到着。ここには見晴岩がありここから旗を振り戦況とか、コメの相場を伝えたと言われる。なるほど展望がよい。
その先直ぐに聖徳太子が岩壁に自らの爪で13の仏を刻んだと伝えられる十三仏に出る。単なる言い伝えであり、仏は確認できない。しかしこの一帯には様々な石像が安置されており表情がゆたかである。
こからは石段が下山口まで長く続く。石像も続く。真新しい真っ赤な前掛けが目立つ。どんどん下るとほどなく竹林に至る。ここから山裾の東近江エコ・サイクル大凧と緑のコースを歩く。
黙々と歩くこと40分。ようやく太郎坊宮の正面に辿り着いた。その先500段の登りが待っている。最後の汗をかいて、全員階段を登って駐車場まで辿り着いた。従って階段は800段以上登ったことになる皆さんの健脚に最敬礼!
今回は4座の縦走と見どころいっぱい。変化に富んだ山行が出来、大満足。新加入の2人が初めて参加してくれたことも嬉しい知らせです。
Photo Gallery(写真をクリック)
2022年2月20日(木)
コメント