月報「わっぱ」 2020年3月(No.460)
【 一般山行 】 天王山 ( 537.6m Ⅱ△ )、誕生山 ( 501.5m Ⅲ△ ) 清水 友子
- 日程:2020年1月19日(日)
- 参加者:L.清水友、阿部育、安藤正、岩田嘉、大谷早、小倉繁、高橋文、丹生統、藤井利、藤井真、堀 義
- 行程:中之江駐車場6:00=大矢田神社7:05~(車デポ)~7:15―天王山8:40~9:00-高圧線鉄塔9:40-最低鞍部10:35-誕生山11:05~12:10-JA種子センター13:10~(大矢田神社)~13:30=大垣14:45
- 地理院地図 2.5万図:岩佐(岐阜3-4)、美濃(同3-2)
美濃市の西に位置する天王山と誕生山は二座とも山頂からの展望がよく、ハイキングを楽しむには持ってこいの人気の山である。日曜日なので混雑を避けて、朝出来るだけ早く出発したほうが良いと考え計画した。縦走の為JA種子センターに車をデポしておいて大矢田神社からのスタートである。
時間が早いせいもあり辺りは静寂として空気も冷たく、自然と身体も凛としてくる。鳥居をくぐり参道を歩き、階段を登りきると歴史を感じる本殿があり、そこを右に入ると登山道の標識がある。
そこから沢沿いのつづら折りの道を行くと岩場が続き、所々にロープも張られている。足場に気をつけながら谷を登り詰めていく。標高400m位の所までくると樹齢何年か分からないがもみじの老木があり高く聳え立っている。
落葉した樹木の間を野鳥が数羽可愛らしく囀りながら彼方こちらを飛んでいる。ここから尾根に出てトラバースしながら最後の急坂を上ると誕生山への分岐があり、そこを左に折れるとすぐに天王山頂に着く。
真っ青な空に東から恵那山、冠雪した御嶽山、乗鞍岳、前穂と奥穂の吊り尾根、さらに能郷白山、西に伊吹山、鈴鹿山系の鎌ヶ岳も見える。南には濃尾平野が広がって長良川が蛇のように伸びている。何と素晴らしい眺めなのだろう。しばしここで絶景を楽しむ。
少し休憩をした後、尾根の分岐を直進し誕生山方向に進む。小刻みなアップダウンを繰り返し430mまで下降すると高圧送電線鉄塔に着く。鉄塔下で大休止し南に各務原アルプスや南西に金華山、百々ヶ峰、舟伏山、遠くを眺めると三河方面の山脈も展望できる。
この地点から緩いアップダウンを繰り返し今日一番の急坂を下り切ると最低鞍部に着く。ここから標高差200m登れば頂上だ。一気に登り二座目の誕生山に到着した。みんなで握手を交わし登頂を祝った。山頂には展望を眺める為の手作り木製デッキがあり一番良い所で昼食と山談議に花が咲く。暖かくまるで春の陽気だ。この時期に伊吹山と鈴鹿山系、恵那山に雪がないのが残念だが、標高の高い中央アルプス、南アルプスは真っ白で光を帯びて美しい。
暫くすると安藤さんがイワシを焼いて下さりこれで一年間の無病息災の栄養をもらった気分だ。景色を眺めていると恵那山の隣に富士山らしき山が見えるようだがという話になり、確かに見えるような気がする。想像するのも山ならではの楽しみだ。
山頂を後にして関西電力が設置した立派な手すりを掴んで急坂を下る。途中樹木の隙間から天王山が見え嬉しい気分だ。更に下降して林道に出て沢の橋を渡るとJA種子センターに到着した。自宅に帰り気になっていた山を調べたところ、南アルプスの荒川岳、赤石岳、聖岳が見え、富士山は聖岳の後ろになり見えないことが分かりました。
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