大垣山岳協会

伊吹山の展望を楽しみながら横山丘陵に 2019.01.30

横山丘陵(臥龍山)

【 個人山行 】 横山丘陵(臥龍山)
(日撫山(240.0m Ⅳ△)、山室(275.0m Ⅳ△)、鳥羽上村(281.3m Ⅱ△)、
堀部(312.0m Ⅲ△)、茶臼山(147.8m Ⅳ△))
 清水友子

  • 日程:2019年1月30日
  • 参加者:清水友 他
  • 行程:日撫神社駐車場9:00-日撫神社9:07-日撫山9:48-P264分岐10:25~10:35-P264 10:50-山室山11:14~11:24-鳥羽上山12:32~13:12-横山トンネル上13:40-観音坂トンネル上14:22-峠の地蔵14:28-横山城鐘楼14:47-横山三角点14:54~15:14-P234 15:45-茶臼山古墳駐車場16:08

 滋賀県湖北にある横山丘陵(臥龍山)を縦走してきた。この縦走路は古墳時代から戦国時代まで歴史の舞台にもなっている。標高300mほどの山容で形成されている低山ではあるが全長12キロの間には三角点が5個もある。また山城、山寺の跡そして多くの古墳が残っている。ルートは良く整備された遊歩道、鉄塔巡視路、歩く人が少ないと思われる踏み跡の薄い道、一部は背丈を越えるような笹藪と変化に富んだ山だ。この山を皆さんに紹介したい。

<ルート図>

 まず、最北端の茶臼山古墳に車一台をデポし、最南端の日撫神社に向かい神社の駐車場に車を止めた。

日撫神社

 少し歩いた本殿の左側からよく整備された登山道を登ると展望台に着き、長浜、米原、彦根方面を見わたすことができた。そのまま道なりに進むと一の城が有ったといわれる日撫山山頂に着いた。そのまま進み、日撫神社へ降りるもう一つの分岐を通り過ぎると、最初の三角点がありその後は道が悪くなり小さな枝や倒木で歩きにくくなった。P264mでの分岐でルートミス、元に戻りP261mの分岐に進むと縦走路の表示がでてきた。

 ここからはずーと右手に伊吹山を見ながら歩くことになり、少し進むと標高275.0mの山室山に着いた。ここが二つ目の三角点。少し休んだのち、次の三角点鳥羽上山に向かう。多くは少し荒れた道だが、新幹線横山トンネルの上あたりは良く整備された遊歩道となっていた。さらに、その先300mのなだらかな山を越えた後は背丈を越えるような笹藪が多くなり笹を払いのけるのも大変だ。笹藪の脇には猪が笹を上手く利用してきちんとした寝床もこしらえてあった。そのあと、また綺麗な登山道になり伊吹山の展望も素晴らしい鳥羽上山の標高281.3mの二等三角点に着いた。

 ここで昼食を摂ったのち後半部分を歩き出した。横山トンネルの上は痩せ尾根となっていたので慎重に歩き、次に今日一番の急坂70mを登った。登り切ったところが絶好の伊吹山ビューポイントだった。

 送電線鉄塔をいくつか過ぎた後、少し分かりにくい杉林を下っていくが尾根を外さないようにアップダウンをくりかえす。観音坂トンネルの上を過ぎたところで昔の峠道の地蔵様が出迎えてくれた。ここからは整備された道となり、休憩所や展望地があり、その先で横山城址の鐘楼、そして横山山頂に着く。標高312.0mの三等三角点を確認する。素晴しい展望だ。360度とはいかないが、時の戦国武将浅井氏がこの山に城を築いた理由がよくわかる。横山城址からは草刈りがしっかりしてあり整備された快適な登山道が続く。幾つかの古墳群があり、最後の茶臼山古墳標高147mの三等三角点を確認した。伊吹山に登ると必ず見える横山丘陵。藪が有るので、登山は11月から3月までが最適だと思います。
(地図の中及び文中のPはその場所の標高を示す)

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