大垣山岳協会

安全祈願登山 朝倉山~南宮山 2019.01.23

南宮山

【週日山行(安全祈願登山)】 朝倉山~南宮山 丹生統司

  • 日程:2019年1月23日(水)曇り
  • 参加者:堀義博会長他17名
  • 行程:南宮大社駐車場8:17-朝倉真禅院8:34-朝倉山登山口8:40-朝倉山山頂9:10-主稜線着10:10-南宮山10:46-毛利陣跡展望台11:31~12:21-南宮大社駐車場13:24

 昨年に続き、今年1年の無事故を祈って、安全祈願登山を南宮山周辺で行った。車を南宮大社に駐車して朝倉真禅院へと車道を歩く、目指す朝倉山が正面に見えた。

その先の真禅院は平安時代奈良東大寺中興の祖の行基によって創建されたといい天台宗の古刹だそうだ。

真禅院登山口から10分ほど登ったところに石仏があり、その後登山道は傾斜を増していった。

朝倉山257m、広い山頂台地は檜の植林帯で山名坂がなければ何処が高見やらわからぬほど水平だった。

朝倉山から最低鞍部へ60mの下降、尾根が細くなり木の根のつまづきやスリップに神経を使った。貧雪の年で助かった。例年なら凍っており緊張を強いられたに違いない。

 急な斜面を抜けると主稜線390mに到着、休憩中にはチョコや菓子など女性陣の気配りが届いた。

関ケ原へ延びる南宮山主稜線は広い広葉樹の森で落ち葉の絨毯を踏んで歩く、気持ちのいいところだ。

南宮山山頂419mⅡ等△点名・牧田村着。堀会長の音頭で万歳三唱をした。

山頂から40分で展望台(関ケ原合戦での毛利陣跡)に移動、濃尾平野を見下ろして昼食休憩。

 下山後南宮大社にて参加者全員で平成31年大垣山岳協会の安全登山を祈願してお祓いを受けました。

 新年早々インフルエンザが猛威を振るっているようだ。前日に1名、当日になっても1名が感染してキャンセル、油断できない年齢になったことを感じる。今年も山に登って病を寄せ付けない健康な身体作りと安全登山を心がけたい。1月も後半に差し掛かったとはいえ来年の話をすると「鬼が笑いそうだ」、が亜敢えて来年の安全祈願登山は関ケ原の野上行宮跡地~南宮山を案内したい。野上は古代最大の内乱である壬申の乱で吉野を逃れた大海人皇子(後の天武天皇)が行宮を置いた地と言われ、野上を拠点に大友皇子(大津京)攻略の指示をしたといわれる。行宮跡地の谷筋には五輪塔地輪の方形や空輪の宝珠形が無造作に転がっている。古代史を踏みしめ浸りながら歩く快楽を味わっていただきたい。
丹生統司記

<ルート図>

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