大垣山岳協会

聖なる山、朝熊ヶ岳に登る 2017.11.15

朝熊ヶ岳

月報「わっぱ」 2017年12月(No.433)

 【 週日山行 】 朝熊あさまヶ岳( 556m △なし ) 桐山 美代子

  • 日程:2017年11月15日(水)
  • 参加者:L小倉繁 他8名
  • 行程:大垣6:30=R258=東名阪・伊勢道=朝熊IC=であいの広場(登山口)9:30~9:45-朝熊峠11:10-山頂八大竜王社11:30-経塚群-金剛証寺-奥の院(昼休み)12:15~13:00-一等三角点13:45-登山口15:30=大垣18:15
  • 地理院地図 2.5万図:鳥羽

 今回の目的である朝熊ヶ岳は伊勢神宮の鬼門を守り、死者の魂の行く聖なる山として、古くから人々の参詣を受けてきた。また少し離れたところには一等三角点があり、聖なる山の姿を再認識し、達成感のある登山となった。

 天気に恵まれ気分爽快に大垣を出発、3時間のドライブの後登山口に到着した。登山者の多い山らしく、登山口では人数確認機が設置されており、人数分押して、いよいよ登山開始。道中には登山口から数え始め、朝熊峠を22町とする「町石」とお地蔵様がずっと置かれており、それに導かれて岩の多い掘割状の巾広い道を登っていく。ここには以前に登山口から一等三角点のあるあたりを終点としたケーブルカーが設置されていた。10町目あたりでその軌道跡を小橋で渡り、1時間半ほどで22町目の朝熊峠に到着した。峠より東に向かい朝熊ヶ岳に到着。山頂には八大竜王社があり、その前には立派な山頂碑が立っていた。

山頂から鳥羽湾を望む

 さらにご丁寧に「一等三角点は直線850m西方」という看板まで立っていた。

一等三角点を囲んで

 それを確認して山頂を辞し、国指定の平安後期の経塚群を経て金剛証寺に立ち寄った。その立派さに参加者一同感動した。その後、山腹を北へトラバースして奥の院に到着。そこで昼食をとり、卒塔婆を見てから帰路についた。帰りは朝熊ヶ岳頂上や経塚群はショートカットして朝熊峠に戻り、そのまま尾根を西に向かうと一等三角点のある点名、朝熊山の小ピークに到着。付近を探し無事に一等三角点を発見し確認後、記念写真を撮り、近くのケーブル駅跡で広大な眺望を満喫した。三度朝熊峠に戻り、22町碑を逆に確認しながら下山した。

<ルート図>

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