月報「わっぱ」 2017年9月(No.430)
【夏山山行・一般山行(小屋泊山行)】
立山 ( 雄山2991.8m Ⅰ△ 、大汝山3015m △なし 、別山2880m △なし )
奥大日岳 ( 2606.1m Ⅲ△ )
米山多津子
- 日程:2017年8月19日(土)曇り ~ 20日(日)晴れ
- 参加者:CL 後藤正雄、SL 丹生統司、ほか5名
- 行程:
- 8月19日(土) 岐建駐車場3:00=東海北陸道=北陸道流杉スマートIC=立山駅駐車場-立山ケーブルカー7:20-高原バス7:40=室堂駅9:00-一ノ越10:00-雄山11:25-大汝山12:15-別山14:20-剱御前小舎15:05
- 8月20日(日)剱御前小舎5:50-室堂乗越6:35-奥大日岳8:40~9:00-雷鳥沢出合11:15-室堂駅12:20~12:40=立山駅14:10=吉峰温泉16:20=大垣20:45
今年の夏は天候が不安定な日が続いて立山山行も危ぶまれたが、天気予報を信じ曇天を覚悟で実施することとなった。
最初は10名エントリーしていたが、体調不良等で欠席者が出て結局7名が車2台で出発。
立山駅の駐車場はほぼ満車の状態だったが、7時20分発のケーブルカーは待つことも無くスムーズに乗れて美女平へ。
高原バスは7時40分から満車になると次々と発車した。室堂駅で軽く朝食をとり、いよいよ登山開始。
あたりは濃霧で見晴らしはきかない。計画の浄土山へは登らず、遊歩道を一ノ越目指して歩く。
歩き始めはカッパを着ていたが、暑くなり、雨も降りそうにないので休憩の時早々に脱いでしまう。
チングルマは花が終わって風ぐるまのような穂の先に水滴がついて、それはそれで美しい。
イワイチョウ、ウサギギク、アキノキリンソウ、歩道脇の花々に気を紛らせながら先を急ぐ。
一ノ越から雄山まではガレ石の急登で、あえぎながら足元に注意して登る。雄山神社の社務所前は地元の小学生らしい団体で大混雑していた。
「10班出発!」の号令で小学生が出発し、少し空いてきたところで昼食とした。
浄土山を割愛したけれど、まだ今日の行程の1/3程しか来ていない。
私の体力不足で思うように進めないこともあって、申し訳ない気持ちとなるが、先を急ごう。
天気は相変わらず曇り空で遠望はきかない。アップダウンを繰り返し別山まで来ると小舎まであと一息。
一座割愛したこともあって、ほぼ予定通りの到着にホッとした。
小屋の夜は早い。ひと眠りしてから、星空を期待して外に出たがあたりは一面のガス、時計はまだ19時30分を指していた。
翌朝4時半、小屋の外に出ると東の空が明るんで山々のシルエットがくっきり見え、今日の天気の良さを期待させる。
5時の朝食の時、小屋のおばさんが「近頃にない、いい天気ですよ」と教えてくれた。喜び勇んで予定より早く5時50分に出発。
剱御前を左へまいて暫く下りが続く。登山道もしっかりしていて早朝の下りは快適。ハイマツの中を進むが雷鳥の姿にはお目にかかれなかった。
昨日とうって変わっての青空で、後方に剱の雄姿がくっきりと見える。遠くには槍ヶ岳もはっきりと確認でき、稜線を吹き抜ける風が涼しい。
足元には雪解けが遅かった所にチングルマの白い花とイワカガミのピンクの花が緑の絨毯の中に入り交じって素敵なお花畑を作っている。
所々に残る雪渓も美しく「ここまで来ないとこの景色は見られないね」と皆感嘆しきり。
奥大日岳へは少し急登もあるが、ほとんど緩やかな尾根歩き。下りからスタートしたためか昨日とうって変わって快調に歩を進めて登れた。
リーダーは昨日の気疲れか?今朝は胃が痛んで朝食もほとんど食べていない。70才以上の高齢者が3人もいるので気を使ってくれたのでしょう。
朝予定より1時間近く早く小屋を出たので、9時前には奥大日岳に着いた。
目の前に剱が見え、360度の大展望に満足して下山になった。
ミクリガ池辺りは観光客の団体で混雑していた。室堂へは12時20分着。午後になるとガスが上がってきて、バスの窓からの奥大日岳はもうガスの中だった。
フォトチャンネル (旧ブログ写真集)
立山から奥大日岳縦走の記録
8月19日から20日の例会記録です.。当会の丹生理事長提供の写真集です。
(写真枚数30枚、内6枚は記録参照)
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