大垣山岳協会

舟伏山 2016.11.06

舟伏山

月報「わっぱ」 2016年12月(No.421)

【 一般山行 】 舟伏山(A級) ( 1040.3m Ⅱ△ ) 藤森 ふじ子

  • 日程:2016年11月6日(日)
  • 参加者:L.丹生統SL.安藤正、小倉繁、後藤友、清水浩、桐山美、米山多、大城幸、大原和、阿部育、林旬子、藤森ふ、山田哲、吉田正、清水照、名和妙、大谷早、山口朗
  • 行程:大垣6:30=山県市役所7:25=「あいの森」登山口8:15~30-西ルートー山頂主稜線出合10:15-舟伏山山頂10:45~11:45-みのわ平12:25-桜峠12:45-伐採地13:00-駐車地13:20
  • 地理院地図 2.5万図:谷合

 秋晴れの素晴らしい天気に恵まれ心も体も澄み切った空のようにさわやかに大垣を出て、登山口の「あいの森」駐車場に着いた。登山道は二つあるが、本日は西ルートを往復する予定だ。新加入の山口朗さんの自己紹介後、総勢18人は長い列を作って出発。

 林道の先から、木橋をわたる。沢の音を聴きながら登ると、まもなく標高約450mの尾根に取り付く。以後、登り一辺倒の九十九折りの急登。額を汗が落ちるが、木漏れ日の優しい光と笑い声に励まされ楽しい。

 やがて、主稜線が見え始め、木々が透けて青空が見える。と、「ギィーギィ」「ウーウー」の声。次に「あ!猿だ」の声。大きな猿たちが私たちを威嚇するのかのようにほえた。主稜線に出ると風の通りもよく、防寒のため上着を一枚羽織る。

 なだらかな登山道となり、落ち葉をガサガサと踏みしめ進む。鞍部から約90mの急坂を登り広い頂上に到着。山口さんの掛け声で万歳三唱後、ゆとりタップリの昼休み。丹生さん用意の歌詞カードをみながら、「穂高よさらば」、「岳人の歌」の2曲を声高々と唱和した。

 標高約520m地点で小休止。丹生リーダーより「地形図を見る癖を付けるように」の声がかかり、全員地形図で現在地を確認する。再び広い尾根筋を急登する九十九折り道を進む。あたりを見渡す余裕も出る。カエデの上の方の葉は太陽がよく当たるせいか、真っ赤に染まり、その下は黄色、またその下は黄緑色。童謡に謡われるような秋色だ。樹木はいつの間にか、人工林のヒノキからトチ、ミズナラなどの自然林に変わり、それぞれの秋色を競っている。

 当初は往路を戻る予定だったが、登山者の話で東ルートの通行可能を知り東ルートに変更。最初は緩やかで回りの木々の美しさに見とれていたが、すぐに急斜面の下りの連続。トラバースの苦手な私は、恐怖心で上体が山側に傾いてしまう、丹生さんより山の側面へストックを突き上体を起こすようにとの助言を受ける。東ルートは2014年から立木伐採で通行禁止となっていたためか浮石が多く、長いトラバース道は雪や雨で削られ細くなり危険な所もあった。桜峠では大休止し、十方施玉仏のお地蔵さんにお参りした。

<ルート図>

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