大垣山岳協会

福地山 2016.06.12

福地山

【 月例山行 】 福地山 ( 1671.7m Ⅲ△ ) 今西 和子

  • 日程:2016年6月12日(日)
  • 参加者:L.竹森せ、SL.後藤友、SL藤井利、佐竹良、丹生統、小倉繁、安藤正、衣斐剛、杉本眞、林旬子、柴田悦、藤井真、馬場昭、服部功、田中善、越智洋、長野邦、桐山美、水谷え、大原和、岡本雅、坪井久、杉野一、今西和
  • 行程:大垣6:00=東海北陸道岐阜各務原IC=中部縦貫道高山IC=福地温泉昔ばなしの里駐車場登山口9:35-無然平10:50-福地山11:55~13:00(写真=左上に槍穂の峰々)-無然平13:35-駐車地14:40=大垣18:35
  • 地理院地図 2.5万図:焼岳

 福地温泉から西に延びる尾根の先にある福地山は、北アルプスの槍穂高連峰を見渡せる絶景の山です。総勢24人、貸し切りマイクロバスで出発。梅雨時期にしてはよい天気。どうか一日もってくれますように、景色が見られますように。

 大駐車場には私たちのバス一台。他のグループはいないようだ。すぐ先の登山口から階段を登ってジグザグに進む。風はないが暑くもなく丁度よい。道脇に白く可憐なオダマキが咲いて緑も美しい。いい季節だ。やがて登山道の分岐へ。登りは尾根コースを進む。第1展望台から北の彼方にぼんやりと槍穂が浮かぶ。少し歩いて平坦地が広がる無然(ぶぜん)平に到着。

 篠原無然の石像があるから無然平というのか、この無然さん飛騨地方で活躍した教育者で乗鞍岳登山道の整備活動、乗鞍岳の姫ヶ原、土俵ヶ原、桔梗ヶ原などの命名者であり、飛騨では有名人なんですね。ここに庵をつくり修行を続けたが、雪の安房峠で遭難し36年の生涯を閉じたという。

 無然平をぬけて尾根筋を登る。広く整備された道は狭く足場の悪い道となる。第2展望台からは笠ヶ岳が見えた。わっぱ5月号に山行には地図コンパスを持参と書いてあったので地形図をコピーして持参した。自分がどの辺にいるのか確認する。諸先輩がたは一枚だけでなく予備の一部を用意し、地図にはコース上の要注意箇所などの書き込みをしていた。意識の違いを感じる。

 道は第2展望台で谷コースと合流し1559mの第3展望台へ。視界はそれほど良くはないが槍から焼岳まで一望できた。ここから少し下って乗鞍展望台を通過。予定の時間通り2時間半で山頂着。

 下りでは第2展望台から谷コースを下る。こちらは広く歩きやすい。長い長いジグザグを下りるのはなかなか苦痛で一人ならツラいだろうなと思いながら歩く。6月生まれの2人の音頭で万歳三唱。私たちだけの昼食なので和やかにワイワイ1時間昼食タイム。最適な気候のうえ雄大な北ア主峰の連なりをじっくり味わう。

 下りも予想時間通りの1時間40分。下山後リーダーがスイカを準備。そういえば山ではハルゼミが鳴いていた。夏休みを感じる山行に感謝です。

<ルート図>

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