月報「わっぱ」 2016年4月(No.413)
【 週日山行 】 相川山 ( 790m )~ 明神山 ( 659m ) 小林 和雄
- 日程:2016年3月17日(木)
- 参加者:L.丹生統、SL.小倉幹、小倉繁、安藤正、竹森せ、衣斐剛、米山多、安部育、大杉す、成瀬徳、林旬子、小林和、大橋勉、清水照、成瀬八重
- 行程:大垣6:30=関ヶ原古戦場笹尾山駐車場7:00-雨乞い岩9:00-点名「藤川村」9:45-相川山9:55-林道出合10:30-明神山11:20-関ヶ原明神の森公園11:40~12:40-中田池-岡山烽火場13:40-笹尾山駐車場14:20
- 地理院地図 2.5万図:関ヶ原
スタート地点は関ヶ原の戦いにおける石田三成の陣跡、笹尾山。澄み切った晴天の下、伊吹おろしに三成の家紋と言われる「大一大万大吉」の旗がひるがえっていた。
丹生リーダーから関ヶ原の戦いの史跡と雨乞いの山を巡る歴史散策の山行との説明を受けて出発。笹尾山から薄暗いヒノキ林の中に延びる尾根沿いの古い道跡を進んだ。天下分け目の戦いに敗れた三成はこの尾根を通り相川山を経て滋賀県側に落ちのびたと言われる。丹生さんの話では、この道は春日村との交易路であり、関ヶ原小関地区の雨乞いの道でもあった。戦前まで雨乞い岩に霊巖神社が祀られ鐘や太鼓を鳴らし、幟を立て舞や歌を奉納したようだ。
間もなく、古道の森を切り開いて通る大規模林道関ヶ原八幡線に出くわす。立派な舗装路面を横切り再び尾根に取り付く。巨大な岩と壊れた祠のある雨乞い岩を通過して、眼下に関ヶ原を一望できる送電鉄塔に達した。気温も上がり最高によい天気となった。正面に南宮山、ほんのり雪を被った霊仙山、御池岳が見えた。
4等三角点(藤川村)を過ぎてすぐ、やぶの中に相川山の山頂があった。清水照子さんの発生で万歳三唱の後、すぐ尾根を引き返す。関ヶ原と旧春日村(現揖斐川町)との小沢峠を越えると間もなく林道に出合う。たっぷり林道を歩き、最後に急な木製階段を登ると明神山の三角点だ。
一帯は「明神の森」という公園で、遊歩道、芝生公園、展望台などの施設がある。遠くに中央アルプス、恵那山の連嶺。噴煙が上る御嶽の姿もくっきり。極上の山岳展望と賑やかな舌戦を楽しみつつ、長めの昼休み。腰を上げ、浮石と落ち葉に埋もれたハイキング道を下りきる。そして明神山麓の池の畔遊歩道をたどり、笹尾山に戻った。
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