大垣山岳協会

丸黒山 2015.10.25

丸黒山

月報「わっぱ」 2015年11月(No.408)

【 一般山行 】 丸黒山 ( 1956.3m Ⅲ△ ) 岡本 雅裕

  • 日程:2015年10月25日(日)
  • 参加者:L.竹森せ、ほか18名
  • 行程:大垣5:30=岐南町役場=各務原IC=東海北陸自動車道・清見IC=国立乗鞍青少年交流の家駐車場8:15~40-日影平9:10-ブナの木平9:20-岩井谷乗越9:25-休憩9:50-枯松平休憩小屋10:10-ガンバル坂10:30-白山見晴台10:37-根性坂10:40-池見台11:23-丸黒山頂上11:30~12:25-枯松平休憩小屋13:25-枯松平山13:35-岩井谷乗越14:22-日影平山分岐14:30-日影平山14:40-日影平-乗鞍青少年交流の家15:10~25=清見I.C=大垣18:30
  • 地理院地図 2.5万図:飛騨青屋

 絶好の登山日和の朝、乗鞍青少年交流の家の駐車場からの登山。出発する前に新人3人の女性が紹介される。みんな若い! 楽しい山旅となりそうだ。出発して間もなく、黄金色に輝くススキの高原の中を行く。とても綺麗で、三重・奈良県境の曽爾高原を彷彿(ほうふつ)とさせる。

 日影平まではしばらく緩い登りが続く。ササ原の中には白樺・ダケカンバ・ブナやカラマツが点在し、程良く整備された登山道。紅葉はすでに終わり、ナナカマドの赤い実が寂しく残っている。紅葉を期待していたのに残念。でもカラマツの葉が花吹雪ならぬ『黄金色に光る葉吹雪』のように散り舞う(写真)。そしてカラマツの葉じゅうたん。選ばれし人のようで、足にも優しく心地よい。岩井谷乗越を過ぎ分岐まで来たところで新道と旧道に分かれているが、今回は旧道を登る。

 ログハウスの枯松平休憩舎はすでに沢山の登山者で大にぎわい。広いテラスがあり内部は土間と板敷きになっており毛布なども完備、掃除も行き届いて気分のいい小屋だ。この後、210段の頑張る坂を登り終えると、白山見晴らし台である。小休止の後、今度は160段余の階段と急坂の根性坂を登り、池見平に着いた。途中登山道の下を見ると霜柱が沢山あり、もう冬が近いことを実感する。岩に乗って見下ろしたが、樹木の出が高くなって五色ヶ原にあるはずの池は見えなかった。

 頂上には祠と三等三角点があった。広く切り開かれているので展望も良い。間近に乗鞍岳が見える。天気がいいので乗鞍コロナ観測所、乗鞍スカイラインも見え、少し雪を被った乗鞍の景色も素晴らしい。薬師岳、笠ヶ岳、双六岳、槍ヶ岳、穂高連峰などの北アルプスが見え最高のパノラマ。笠ヶ岳の後方は黒部五郎かな?槍穂高も雪を被る。ただただ圧巻の光景だ。新人さんの発声による万歳三唱。その後、昼食です。

帰りのルートは休憩舎より新道、枯松平山に廻り下山。ゴゼンタチバナがハナミズキに似た赤い果実をつけている。マイズルソウの実はガラス玉のように赤く透き通る。帰りには日影平山に寄る。樹林で何も見えない。新人3人はみな健脚でベテランより早いとの話で持ちきり。乗鞍青少年の家に戻ると気温は3度、寒い。

 丸黒山は標高差は少ないが小さなアップダウンがあり、頑張る坂・根性坂の適度の急登もある楽しい山でした。

<ルート図>

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