大垣山岳協会

南木曽岳 2015.10.20

南木曽岳

月報「わっぱ」 2015年11月(No.408)

【 週日山行 】 南木曽岳 ( 1676.9m Ⅱ△ ) 服部 功

  • 日程:2015年10月20日(火)
  • 参加者:L.小倉繁、ほか11名
  • 行程:大垣6:00=中央道・中津川IC=国道19号=国道256号=キャンプ場駐車場8:30~50-上下登山道分岐-南木曽岳山頂11:05~15-展望地11:25~12:30-上下登山道分岐-駐車地14:30-大垣18:30
  • 地理院地図 2.5万図:南木曽岳、兀岳

この山は御嶽、木曽駒ヶ岳とともに木曽三岳と呼ばれ、古くは修験道の行場でもあった。当会では3年前の夏、長い上の原コースを登ったが、本日は南の蘭(あららぎ)コースを行く。距離は短いが、急峻な鎖場があり手強いコースと聞く。

 早朝は曇りがちだった空は恵那地方に入ると、太陽が現われ快晴となった。林道を歩き始める。路面はホウの木の黄色い落ち葉で埋まり、その上を気持ちよく進む。登山口先の丸木橋をゆっくり渡る。しばし急登の後、上下登山道分岐に到着。道標に「左南木曽岳」「右頂上からの下山道」とある。上り下りの指定に従い左線に入る。胸を突く急傾斜となり、丸太梯子や鎖場が幾つも現われる。むき出しの木の根が這う。風がなく、蒸し暑い。額から汗を流しながら眺望のない頂上に着いた。

 すぐ、避難小屋近くの展望地に移動して昼休み。霞んではいるが、遠い空に御嶽や恵那山を見ることができた。色づき始めた木々の紅葉。紅い色彩があちこちに輝く。

 寒くもなく暑くもないさわやかな空気の中でにぎやかに昼食をとった。下山は「下り線」を行く。上からのぞくと、ものすごい絶壁に驚く。油断大敵。梯子、鎖場を一歩一歩慎重に降りる。つまずいて、道を外れる人もいたが、みんな無事に突破できた。

<ルート図>

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