大垣山岳協会

本宮山 2015.02.18

本宮山

月報「わっぱ」 2015年3月(No.400)

【 週日山行 】 本宮山 ( 789.2m Ⅰ△ ) 清水 友子

  • 日程:2015年2月18日(水)
  • 参加者:L.小倉繁、他9名
  • 行程:大垣8:00=東名高速豊川IC9:55=鳥居前駐車場10:00-登山口10:15-野猿坂11:00-砥鹿神社12:15-本宮山山頂12:40~13:30-登山口15:15
  • 地理院地図 2.5万図:新城

 本宮山は古くから東三河の人々の信仰の対象として親しまれているせいか、平日にも関わらず多くの登山者でにぎやかだ。登山口の大鳥居側には「1町」の石の標識、町石があった。1町は109mの長さだと、小倉リーダーから教わる。奥宮の砥鹿神社奥宮まで50町歩くことになる。先は長い。 前日の愛知県の天気予報では午前中は雨模様の予報が出ていて天気を気にしていたが、まずまずの天気だ。

 登山道はよく踏まれ歩きやすい。野猿坂で一息いれているとどこからか吹く暖かい風が心地よい。26町辺りから町石の文字が「町」から「丁」に変わった。江戸時代からの古い町石と近年に更新した町石が入り混じっているらしい。

 急な登山道を進むと馬背岩となり、露出した岩登りの連続だ(写真①)。

写真①

 足元をしっかり見ながら登ると、展望が開け三河湾から豊川の町が一望でき、三河平野部の広大な風景が広がる。急な階段の連続を登りきり最後の50丁目を通過して砥鹿神社に到着。心地よい疲労感と充足感。幹周りが6.7m、高さ30m、樹齢1000年の御神木を拝んだ後、本宮山の山頂を目指す。

 時折吹く強風にあおられる山頂で三河湾を一望しながら楽しい昼食のひと時。談笑の中で、1日24時間で本宮山に12回登頂した人、山頂まで26分で登った怪人の話が出た。大変な人がいるものだ。

 下山では途中で登山道から外れた。登山道を避け林道に入りそのまま林道を歩く。21町で登山道に合流。帰りの車窓から一面に咲く菜の花畑や民家の庭に咲く梅の花が目に入る。春を一足先にかいま見た。

<ルート図>

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