大垣山岳協会

北夕森山 2014.09.11

夕森山

【週日山行】 北夕森山(夕森山) ( 1596.9m Ⅲ△ ) 霜田 光子

  • 日程:2014年9月11日(木)
  • 参加者:L.丹生統、他9名
  • 行程:大垣5:00=中央道中津川IC=国道257号=下浦林道登山口7:20~35-最終水場8:40~50-主稜線合流9:45-北夕森山山頂10:25~11:15-最終水場-登山口13:10=不動滝見学=大垣16:40
  • 地理院地図 2.5万図:加子母

 付知川峡谷に入り下浦林道を少し進むと「登山口」の大きな看板があり、繁る夏草を踏んで薄暗いスギ林の中の登山道を歩き始めた。誰かが「ホトトギスだ」というが、鳴き声は聞こえてこない。足下よ、というので、見ると紫色の斑点が目立つ小さな花が幾つも咲いていた。

 トラバース気味に山腹を巻いていた道はすぐに出ヶ谷沿いに出る。人工林内の広い谷は真っ直ぐ北に向いて上がる。水流は結構な量で、白い流れの帯が轟音をたてて、くねくねと下っていた。谷の右岸沿いの道をみな快調に登る。時に青空が樹間に見えるまずまずの天気だ。

 最終水場の看板がある地点で谷の水を補給してから、右岸尾根に向かって急登。息も弾むが腐葉土を敷いた柔らかく歩きやすい道。主稜線に出るとダケカンバ、ブナ、ナナカマドなどの広葉樹林となり周りが明るくなった。最後の急登の末、鉄塔のそびえる頂上に着いた。

 南側が切り開かれていて、二ッ森山、笠置山などが霞の向こうに見えた。北側には高樽山など長野県境の尾根筋が見えたが、御嶽山は雲に隠れて見えなかった。

 三角点の横に小さな祠。その両脇には木彫りの男性のシンボルが祀ってあった。山の神さまに違いない。さっそく、みんな山の神やシンボル談義を始める。中には脱線気味の論議もあった。

 この山のもう一つのシンボルは高さ10m余の鉄塔だ。以前はこの上にあがり最高の展望を楽しめたという。今は老朽化し「登ること厳禁」の札があった。誰が何のために建てたのか。ネット情報には戦時中に建てた防空監視塔説や国有林内での盗伐防止の監視塔説があるようだが、確定情報はつかめない。

 主稜線分岐を過ぎて急斜面を下りている内にパラパラと雨が降り始め、やがて大粒のアラレが降り出す。あわてて雨具を着るとドンドンガラガラと威勢の良い雷鳴。山頂での失礼な言葉に山の神さまが怒りの行動をとったのかと、みんな反省しきり。山頂ではゆっくり休みたかったが暗雲が増し、寒さを感じるようになり予定より早めに下り始める。まもなく、先頭にいた丹生さんが マムシを見つけ首元をひょいとストックの先で押えつけた。その見事なテクニックに一同、舌を巻くと共に、みんなカメラのシャッターを押した。

 夕森山の由来は岐阜県地名大辞典によると夕森の「夕」は夕立が多いことからだとあった。その通りの雷雨となったのだが、夕の字一字で夕立を意味するというのはおかしいようにも思う。他に同様な例があるのだろう。

<ルート図>

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