大垣山岳協会

金剛堂山 2014.09.07

金剛堂山

月報「わっぱ」 2014年10月(No.395)

【 一般山行 】 金剛堂山 ( 1637.9m Ⅰ△ ) TS

日程:2014年9月7日(日)

  • 参加者:L.SY、他10名
  • 行程:大垣4:30=岐阜各務原IC=五箇山IC=スノーバレー利賀スキー場=栃谷登山口駐車場7:50~8:05-997.9mⅣ等三角点(点名滝口)8:35-1346m峰9:45-1451m峰10:20-金剛堂山11:00~45-点名滝口13:30-登山口13:50=大垣
  • 地理院地図 2.5万図:白木峰

 前夜は雨。天気を気にかけながら東海北陸道を北上したが、次第に青空が広がり気分も明るくなる。2003年の当会の山行では、登山口で前夜泊したと聞くが、高速道の延長で越中の山も日帰り山行圏となった。

 コンクリート造りの避難小屋と水場のある登山口駐車場(富山県南砺市利賀)にはすでに10台ほどの車が止っていた。歩き出してすぐ、百瀬川に架かるH鋼の小橋を渡る。雲一つない青空が広がる幸運に感謝しつつ、栃谷左岸沿いに進むと道ばたに色とりどりの草花の園。

白い可憐なゲンノショウコ、紫色のツリフネソウ。皆さん、それぞれ頭に蓄えた事典から引き出しながらの花の名論議に花が咲く。

 谷幅が狭まった所で右岸に渡渉してから尾根に出てジグザグ道を登り切ると三角点峰(滝口)に出た。三角点を探したが、見当たらなかった。ここから先は終始尾根通しの道である。尾根筋には大きなブナやトチの木がそれぞれ個性的な姿を競っていた。1346m峰近くで青空の中、前方に目指す金剛堂山の山頂が姿を見せた。

 1451m峰前後では粘土質の滑りやすい坂道。Wストックが心強い味方となった。この辺りでは紫のオヤマリンドウ、白いミヤマハハコグサ、赤い実を付けたゴゼンタチバナが迎えてくれた。さらに今夏、各地で発生情報がにぎやかな猛毒キノコ、カエンダケの黄色いニョキニョキ小棒を初めて見た。

 金剛堂山山頂には直径2m近い黒御影石の方位盤、金剛蔵王権現を祀った祠、それらの間に1等三角点がひっそり座っていた。久々の青空の下、四方の山々の山座同定を競い合いながら昼食をとった。

 帰路、「滝口」の三角点を探したところ、道から5、6m離れたやぶの中に見つけることができた。

<ルート図>

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