大垣山岳協会

郡上・大洞山沢登り 2014.07.27

大洞山

月報「わっぱ」 2014年9月(No.394)

【 月例山行(沢コース) 】 大洞山 ( 1034.6m Ⅰ△ ) 成瀬 徳幸

  • 日程:2014年7月27日(日)
  • 参加者:L.杉本眞、佐竹良、丹生統、鈴木正、竹森せ、柴田悦、後藤正、大原和、桐山信、馬場昭、林旬子、成瀬徳
  • 行程:大垣6:00=東海北陸道・郡上八幡IC=国道472号太田内=大洞谷林道駐車地8:15~30-二股9:25-二段滝10:00-上部涸れ谷10:45-大洞山11:20~12:10-駐車地点13:50=大垣16:40
  • 地理院地図 2.5万図:郡上市島

 今日は1等三角点の山、大洞山へ沢登りと尾根登山道組の同時山行だ。吉田川の支流大洞谷沿いの大洞林道に入ると、すぐに悪路が始まった。5kmほどのでこぼこ岩混じり路面を慎重に運転し、林道が谷を横切る沈下橋付近で駐車した。12人をA、B、Cの3パーティーに分けて杉本リーダーを先頭に沈下橋から入渓。天気は曇り。

 あまり変化のない沢がゆったり続く。気温が上がり、深みに肩までつかり、行水を楽しむ仲間もいた。京塚山東の二股で右股を詰めるが、水は伏流していた。やがて前面に赤い岩壁を伝い細い水が流れる10mほどの滝が現れる。ロープを使えば登れそうだが、この大所帯では時間がかかりそうなので、リーダーの判断で右側を高巻く。

 間もなく2段8mほどの滝が現れ、ここは直登する。やや複雑な形状の2段目を越すのに苦労したが、リーダーの出した補助ロープもあり、乗り越えた(写真①)。わずかだが、気持良いシャワーを浴びた。

 滝の上の二股で右股を詰める。やがて沢筋が消えて急な斜面の登りとなる。幸いなことにササはなく、堆積する腐葉土を踏みしめて登ると、頂上台地に出た。すぐ目の前に大きな一等三角点の標柱があった。標石の上には「10時50分に下山します」との尾根組の置き手紙があった。

 雲が広がり眺望はよくない。待望の御岳だが、裾野の一部が見えるだけだった。

 昼食後、旧町村界尾根についた踏み跡をたどり下山開始。約990mのピークを越した所から西に向けて急降下。滑りやすい道をストックや急造の木の棒をたよりに下る。落石を避けるため、緊張を強いられる。

 やがてなだらかな下りとなり、二股に到着。ここから、A、B班は沢の中を進み、私のC班は沢沿いに付けられた踏み跡や作業道を下り林道に出た。駐車地点に戻り着替えをした後、小生が畑で育てた楕円形の大きなスイカでスイカパーティー。幸いなことに甘く、好評であった。

<ルート図>

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