大垣山岳協会

雨乞棚山 2014.06.08

雨乞棚山

月報「わっぱ」 20年7月(No.392)

【 週日山行 】 雨乞棚山 ( 1391.0m Ⅲ△ ) 藤井 利定

  • 日程:2014年6月8日(日)
  • 参加者:L.藤井利、村田正、丹生統、小倉繁、後藤友、竹森せ、近藤初、藤井真、桐山美、大城幸、大野益、大原和、加藤富、阿部育、杉野一、山本美
  • 行程:大垣7:00=大垣IC=中津川IC=国道257号・付知町尾ヶ平交差点=平六林道=登山口10:25~35-雨乞棚山11:30~12:20-登山口12:50~13:00=東白川村=国道41号=国道21号=大垣16:00
  • 地理院地図 2.5万図:加子母・付知

 梅雨入りして天気が気がかりだ。当初の計画では、雨乞棚山とさらに北西にある点名唐谷(1168m)を往復する予定だったが、午後からの天気が心配だ。

 付知町尾ヶ平の交差点を右折して長大な平六林道に入った。最初の林道分岐に「熊出没注意」の看板があった。そこを真っ直ぐ広い新しい林道を進むと暫くして「道路崩壊で通行禁止」の看板。一旦はそこで身支度を整えて林道を歩こうとしたが、林道は下へ向かっている。間違いが分かり車で引き返して「熊」の看板から大きく左に曲がり平六林道に戻った。間違えて入った道は「恵北林道、東」という路線らしいが、そこで我々の車の前を中型犬ほどの小熊がトコトコと走ってやぶの中に走り込むという光景に遭遇することができた。ケガの功名とも言えそうだ。

 林道は薄暗い所や、かなり荒れたところもあり、不安に駆られながらも進むと前方に小さい広場が見え三差路のようで、ようやく登山口に着いた。

 登山口からはブナの巨木が数本ある腰下のササの中の踏み跡をたどる。植林に囲まれた台地状のところを過ぎると、顔の辺りにササの葉が当たる登りとなる。丹生さんに赤布を付けてもらいながら登ると林道に出た。この林道は地形図には出ていないが、平六林道と唐谷への尾根筋の間を走り、雨乞棚山頂上直下が終点のようだ。林道を横切り尾根に取り付く。右側に出てきた古い鉄条網フェンス沿いにしばらく登ると広い切り開きのある西峰だ。この切り開きが唐谷への縦走路のようだが、午後の天気も不安だし、林道走行での時間浪費もあり、雨乞棚山だけで下山する事にした。

 西峰からひと登りで着いた雨乞棚山山頂には三角点の他に、付知町森林組合の山名石碑が建っていた。御影石の立派な造りだった。頂上からは南の方が開けており二ツ森山や笠置山が認識出来た。その西側にはずっと山なみが続いていたが、かすんでいて特定できなかった。恒例の万歳は病気をされてから初山行になった村田さんに音頭をお願いした。上空に雲が現れ、遠くで雷の音。急いで下の町に下りた。

山頂にて
<ルート図>

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