月報「わっぱ」 2013年6月(No.379)
【 週日山行 】 流葉山( 1422.7m Ⅱ△ ) 村田 正春
- 日程:2013年5月16日(木)
- 参加者:L.村田正、小倉繁、竹森せ、桐山美、岩田嘉、高橋美、大城幸、大原和、加藤冨、犬飼芳、馬場昭、大杉す、田中善、成瀬八、大橋礼、田尾智、和田尚
- 行程:大垣6:00=各務原IC=切雲林道ゲート(飛騨市神岡町)9:05~25-切雲峠10:00-尾根道への分岐点10:40-流葉山(写真)11:30~12:35-切雲峠13:38-切雲林道ゲート14:00~10-Mプラザ流葉温泉=大垣18:10
- 地理院地図 2.5万図:林
5月も半ばとなり、美濃の山は新緑から深緑に変わっているが、飛騨はまだ濃淡様々の新緑の季節で、山肌には山桜が咲き残っている。周りの山々への展望が飛騨でも随一とされる流葉山。きょうはその頂に立ち、残雪の北アルプスや御嶽山などの雄大な眺めを満喫できると思うと胸が躍る。
昭和35年(1960)、流葉山山麓に開かれた流葉スキー場は、国体やスキーの全国大会が開催され有名なスキー場だったが、名前は「スターシュプールスキー場」と変わっていた。スキーブームが去り、すっかりさびれていると予想していたが、交流センター、温泉、オートキャンプ場、カントリーウオークの常設6コースなどが整備されていた。無雪期向けでは意外に頑張っているようだ。
無雪期の登山コースは切雲林道コース、スキー場コース、数河高原からの屋敷ヶ洞林道コースがあるが、展望のよい切雲コースを選んだ。切雲林道に入り切雲峠の駐車場を目指したが、林道入り口から約3kmの無線中継塔の所にゲートがあり、その脇に駐車。林道の右手やぶに伸びる踏み跡を進むが、すぐ行き止まり。そのままやぶを突っ切ると再び林道に出た。
切雲峠で林道は三つに別れる。ゲートのある一番左手の道に進む。日当たりが悪い尾根筋の道には随所で残雪が現れ、路傍には黄緑色のフキノトウがたくさん芽を出していた。やがて、未舗装の林道と別れて、尾根筋の道に上がる。そこにカントリーウオークの「雲の上水源の森コース」の道標が立っていた。見晴らしのよい快適なコース道を歩くが、遠くはかすんでいて期待していた北アの山々の連なりは見えなかった。
一方、尾根筋の花や樹木には恵まれた。純白のタムシバ、紫色のエンレイソウ、ピンクのショウジョウバカマなどの花々。目を見張るブナの大木数本。
アップダウンを繰り返した後、急な階段を登りきると無線中継所の立つ山頂に着いた。南側に大雨見山や安峰山など近隣の山は見分けられたが、遠方の山嶺が見えなかったのは心残りであった。
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