月報「わっぱ」 2013年5月(No.378)
【 一般山行 】 烏帽子岳 ( 865.1m Ⅲ△ ) 鈴木 正昭
- 日程:2013年3月31日(日)
- 参加者:犬飼進、佐竹良、丹生統、小倉幹、安藤正、鈴木正、後藤友、古林定、近藤初、説田敏、米山多、柴田悦、大原和、大橋辰、大塚花、林旬子、伊藤喜、越智洋、杉野一
- 行程:大垣7:00=細野林間広場(大垣市上石津町)8:00~8:30-大岩コース・展望コースで整備作業10:30~14:20-林間広場15:30=時まちづくり会館=大垣
- 地理院地図 2.5万図:篠立
わが大垣山岳協会と地元上石津・時地区の住民が協力して開設した烏帽子岳細野コース登山道で春先恒例の整備作業が行われた。私はこれで、3回目の参加。新登山道の維持、安定化への思い入れは深い。
わが会の19人と時地区の9人は各自鉄筋やツルハシ、ゲンノウ、カケヤなどの工具を担いで登山口の林間広場を出発した。
尾根筋を行くとまもなく、北のほうから雷鳴がとどろいた。小雨が降り出し、暗い雲が空を走る。雨具を着て二つのコースの分岐下にある第4見晴らしポイントに着いた。ここにザックを置いて、大岩コース組と展望岩コース組の2グループに分かれ、作業開始。私が属した大岩コース組9人はまず、両コースの上部分岐近くまで登り下降しながら道の手直しをした。主に外れたり流失したりした横木の補修だ。足らない丸太材は決められた位置の雑木をできるだけ少ない量を切り出し、調達。丸太材の切断、横木を固定する杭打ちや番線での固定は慣れない作業だけに腕や背中が悲鳴を上げ、汗が流れる。山道を登る方が楽だよ、との声も聞こえた。
今冬、この辺りは思いのほかの小雪。昨年は薄い雪の中で作業したが、今はどこにも雪は見えない。従って、道の損傷はごく少なかった。また、心配していた天候も次第に回復に向かい雨雲は北方に去った。作業は展望岩コース組もともに、極めて順調に進んだ。
作業を終えて、下る尾根筋では木肌の赤いアカガシ、葉裏の白いシロダモ、真っ赤な花をつけたヤブツバキなど個性豊かな木々に改めて感銘した。
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