月報「わっぱ」 2012年12月(No.373)
【 週日山行 】 天和山 ( 1284.7m Ⅲ△ ) 村田 正春
- 日程:2012年11月7日(水)
- 参加者:村田正、小倉繁、清水き、竹森せ、桐山美、岩田嘉、米山多、高橋美、森範宏、大城幸、加藤冨
- 行程:
- 11月7日(火) 大垣5:57=桑名東IC=針IC=なごみ村キャンプ場12:57(宿泊 奈良県天川村栃尾)
- 11月8日(水) キャンプ場=天和山登山口7:02~07-稜線(1183m峰)9:42-川瀬峠9:50-天和山10:40~11:23-川瀬峠11:57-1183m峰12:14-登山口13:57~14:10=大垣20:45
- 地理院地図 2.5万図:南日裏
11月の週日山行は1泊2日の遠出山行が恒例。今年は奈良県の大峰山脈の2山を目指したが、初日の天和山は途中の高速の渋滞と登山口での道間違いが重なり断念し、翌日再び同山を目指した。
和田郵便局近くに駐車し、天ノ川の清流に架かる橋を渡る。発電所のある左岸に渡るとすぐ右手に支流に架かる鉄の小橋に出る。これが登り口だった。前日はうっかり見落としたが、よく見れば欄干などにビニールテープが付いていた。橋を渡ると登山道は昼なお暗き植林の中をジグザグ登る。
天和山の西方にある1183m峰から和田発電所に伸びているこの尾根上にある道は関西電力の送電鉄塔の巡視路でもある。それぞれの鉄塔からは西の視界が開け、天ノ川の深い谷の向こうに前月登った天狗倉山、さらに高城山、武士ケ峰などが遠望できた。天和谷の向いの山肌は赤、橙、黄、黄緑、緑と色とりどりの衣をまとっていた。
やがて、道の分岐。左側は山腹をトラバース気味に登り川瀬峠から大塔村篠原に通じる旧道。私たちはそのまま尾根筋を進み、急登の後、1183m峰に達すると稜線上に縦走路があった。左に折れて、緩やかな下りをわずかに進むと川瀬峠だ。古い村落間の峠だが、昔の面影を示すものは何もなかった。
峠からアップダウンを2、3回繰り返して着いた天和山の頂上はマツが少し混じった疎林の中にあった。樹間から近くの頂仙岳(1117m)の頂は見えたが、期待した弥山(1895m)、八経ヶ岳(1915m)の山頂部は雲隠れ。当初予定では本日登る予定だった稲村ヶ岳(1725m)も雲の向こうで、来年の再挑戦を心に誓って山頂を後にした。
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