月報「わっぱ」 2012年11月(No.372)
【 月例山行(市民登山) 】 経ケ岳 ( 1625.2m Ⅱ△ ) 西村 洋一
- 日程:2012年10月14日(日)
- 参加者:L.西村洋、佐竹良、小倉幹、小倉繁、久世勝、安藤正、近藤初、高見眞、吉田英、竹森せ、古林定、衣斐剛、藤井利、藤井真、後藤友、清水き、馬場昭、五井貞、林旬子、大原和、大野益、百瀬み、大杉す、長野邦、成瀬八、小川弥、田部喜、田部貞、山本美、高木節、杉野一、小塚秀、阪井俊
- 行程:大垣6:05=広域農道法恩寺線駐車場9:35~10:00-保月山10:55-杓子岳11:50-経ヶ岳13:15~14:00-杓子岳15:05-保月山15:55-駐車場17:00~20=大垣20:30
- 地理院地図 2.5万図:越前勝山
曇り空の薄明かりの中、市民参加10名を含む総勢43名が2台のマイクロバスに分乗し、開通間もない西大垣インターに入り越前大野盆地の経ヶ岳に向かった。福井北インターを抜けたころ、青空を背景に経ヶ岳がドーンと正面に鎮座していた。
六呂師を通り広域農道法恩寺線に入り展望台の駐車場に着くと既に満車状態。広い路肩に車を置いた。林道を勝山方向に少し歩くとよく踏込まれた登山道の入り口があった。しばらく登ると汗ばみ上着を一枚脱ぐ。保月山まで落葉樹の二次林に覆われた尾根筋を歩き、一汗かいた所が保月山の頂上三角点だった。ここから杓子岳まで痩せ尾根、梯子あり、小さなアップダウンの連続。険しいきつい。杓子岳頂上からの展望はすこぶる良く、正面に経ヶ岳に至ルートが良く見えた。穏やかな秋空のもと、中岳まで笹に覆われた草原の緩やかな起伏を抜けてから、ガラ場を急下降して一気に落ち込んだ所が切窓。唐谷コースの合流点だ。唐谷コースは利用者が少ないせいか、やぶで覆われていた。
途中、体力不調でリタイヤする人が出たので、五井さんにサポートをお願いして下山してもらった。一息入れてから、最後の難関、約230mの急登に取り付く。道はぬかるみ滑りやすいので、足場を取りにくい。ここは忍で頑張り足取りが重くなる頃、経ヶ岳に着いた。
お疲れさま。仲間たちと握手を交わす。山頂は小広く開けさえぎる物は無く、360度の絶景。白山主峰、荒島岳、越美国境の屏風山、平家岳、遠く能郷白山も浮かんでいた。天恵の眺望に釘付けになるが、既にけっこうな時間であった。先にいた2パーティーは既に下山し姿が見えない。
遅めの昼食をとって下山開始。我々が最後のパーティか。直下の急斜面を慎重に下り中岳に向かう。唐谷方向を見ると、池ノ大沢湿原一帯のブナ林がうっすら色づき、紅葉も近い。背後に経ヶ岳がそびえサマになっている。経ケ岳は昔、火山であり、この湿原は火口があった所らしい。日没間際に駐車地に着いた。行動時間が思ったより長くなり、慌ただしい山行だった。移動時間を含めた行動計画をもっと綿密に詰める必要がありそうだ。
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