月報「わっぱ」 2012年11月(No.372)
【 一般山行 】 クラソ明神 ( 1023.1m Ⅲ△ ) 丹生 統司
- 日程:2012年10月7日(日)
- 参加者:L.藤井真、村田正、佐竹良、丹生統、藤井利、後藤友、桐山美、大原和、馬場昭、古林定、杉本眞、竹森せ、衣斐剛
- 行程:大垣6:00-白岩谷、熊野神社傍の駐車地(岐阜県山県市)8:00-クラソ明神11:00~12:00-駐車地13:45
- 地理院地図 2.5万図:下大須
クラソ明神という一風変わった山名の由来は山書やネットで捜したが見つけることはできなかった。尾根を隔てた旧板取村(現関市)では「オオボラ明神」と呼んでいたそうだ。
神崎川支流の白岩谷から枝沢のミズマタ沿いの林道を進むが、舗装道路が苔むしてツルツル状態。避けて草の上を歩いた。登山道はミズマタの左岸を谷沿いに上がる。湿気の多いので、ヒルの来襲が怖かった。しかし、馬場さんは「ヒルは気温15度以上で活動が活発化する。今朝は13度で、大丈夫」との高説を披露。事実、今朝はヒルの被害者が出ず、この説は案外有力なようだ。
枯谷を二つ越えて、左岸の杉の人口林帯の斜面に取り付き、60mほど登って各自足場の安定した個所を確保して一回目の休息。さらに急登200m、傾斜の緩んだ860m付近で2度目の休憩タイム。ここから旧村界尾根までの高度70mはルート中で傾斜が最大で体力的につらかった。この様な所での目印付け作業は体力を消耗させる。今回は衣斐さんが引き受けてくれたが、体力がないとつとまらない。なぜなら作業が終わると早足で先行者を追う繰返しとなるからだ。
旧村界尾根に近づくと、ナラやシロモジなどの樹林と背丈を越えるササやぶに行く手を阻まれ、先頭集団の奮闘が始まった。申し訳ないが体力的にきつかった後続の我々は登高スピードが落ちて、体力を回復する時間が稼げて、息を吹き返した。
頂上三角点の廻りを少し鎌で刈りはらい、藤井リーダーの音頭で万歳を三唱した。みんな車座になって歓談と昼食を楽しんだあと下山開始。13名の登山者が通過した急斜面は幾分歩きやすくなり、思ったよりスムーズに下降できた。
ついでに山行の作法について私が日ごろ思っていることを記したい。まず一つ、リーダーが配布する地図の応用だ。登るのに精いっぱいで読図していない人が多い。登山中に地図を読む習慣をつけ、登った山の思い出と共に地形を地図で脳裏に残そう。
二つ目は、理事会から参加者に配布した「パーティー山行の心得」のことだ。メンバーの方は熟読して、パーティー山行がスムーズに楽しく安全に出来るようにご協力願いたい。
最後に、今回の山行の帰りに3台の車の内1台が軽い追突事故を起こしてしまったことだ。幸い大事には至らなかったが、今後も山行には車の利用は欠かせない。より安全な運転、特に疲労が重なる帰路での運転を心がけるように努めたいものである。
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