大垣山岳協会

大日ヶ岳 2012.07.15

大日ヶ岳

月報「わっぱ」 2012年8月(No.369)

【 一般山行 】 大日ヶ岳 ( 1708.9m Ⅰ△ ) 高見 眞也

  • 日程:2012年7月15日(日)
  • 参加者:高見眞、久世勝、米山多、田中善、山田哲、小倉厚、小川弥、伊藤喜
  • 行程:大垣5:30=岐阜各務原IC=高鷲IC=高鷲スノーパーク駐車地7:20~35-叺谷長良川源流石碑8:30-鉄塔巡視路入口8:45-鉄塔9:15(水道山からの尾根道分岐)-いっぷく平10:20-大日ヶ岳12:10~13:00-前大日─ゲレンデ分岐14:00-高鷲スノーパーク駐車地15:35=大垣
  • 地理院地図 2.5万図:二ノ峰・新淵

 ひるがの高原からの尾根道コースはブナの巨木林が見ものだという。加えて最近出来たダイナランドゆり園を上から眺めよう。長良川源流の叺谷(かますだに)の周りの尾根を周回する予定だ。

 前日にロープウェイの夏の営業が始まったが、雨のせいか客はいない。カッパを着こみ出発。駐車場東側の道路から長良川源流石碑を目指すが、スキー場道路につられて道を間違えた。磁石を見るとまるで反対方向に進んでいる。あわてて戻る。地図にない広い道路がありそちらを進むと行き止まり。戻ってコースどおりに進む。叺谷の橋横に立つ長良川源流石碑を見てほっとする(写真①)。林道を進み送電線下の巡視路を探して鉄塔の立つ稜線、ひるがの高原・水道山からの登山道に出た。

写真①

 旧庄川村(現高山市)境の稜線に出て、いっぷく平に着くと鬱蒼としたブナ林に感動する。またホウの巨木もあちこちに立っていた。にぎやかなスキー場の近くに原生の森が残ったことは信じ難い。雨が止み、暑苦しいカッパ上着を取ると、霧の中での快適な避暑地歩きだ。さらに展望があれば極楽だろうなと思う。

 頂上の大日如来さまの前で登頂万歳と昼食を済ますと早々に前大日に向かう。ダイナランド方面に直進するころ、ガスが次第に切れて展望が好転。広々としたゲレンデの最上部からの眺めは気持ち良い。わずかなササユリと無数のアザミが咲いていた。薄日が差すダイナランドの麓を遠望すると、ゆり園の黄色のゾーンが目に入った。

 下る予定の北東に伸びる尾根を通り過ぎてしまい、急遽2本のゴンドラの下に横たわる100mほど樹林帯を横切って予定コースに戻ろうとする。背丈を越すササやぶに突入。前の人も後ろの人も掛け声だけが聞こえて姿が見えない。

 やっとのことでゲレンデの道に戻る。そして、高鷲スノーパークの建物を目指して駆け下りる。ブナの原生林、尾根歩き、藪こぎ、ゲレンデ下りと初めと終わりにハプニングの多い山行でした。

<ルート図>

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