月報「わっぱ」 2012年5月(No.366)
【 一般山行 】 杉山 ( 1180.7m Ⅲ△ ) 後藤 友子
- 日程:2012年4月1日(日)
- 参加者:
- 輪かん組 後藤友、佐竹良、藤井利、衣斐剛、柴田悦、大橋辰、馬場昭、林旬子、後藤正、北川洋
- スキー組 小林定、平木勤
- 行程:大垣4:00-白山中居神社下駐車場8:05~25-杉山9:55~10:35-駐車場11:10~40-大垣
- 地理院地図 2.5万図:石徹白
当初の目標は天生山系の栗ケ岳(1728m)だったが、降雪と凍結で入山できず、比較的登りやすい杉山に方向転換した。
石徹白(郡上市白鳥町)の白山中居神社に着くと、神社駐車場はすでに満車。春山登山の好適地として人気の高さを示している。
石徹白川に架かる大進橋を渡り右折、和田山牧場へ向かう林道を北へ50mほど進んだ地点で左側斜面に取り付いた。雪は乾いていて、締まっていないので、最初から輪かんを着けた。かなりの急斜面をジグザグを繰り返しながら登る。高度約150㍍を急登すると、広い台地状のスギ林に出た。聞けば、この一帯から杉山の頂上まで続くスギなどの人工林は中居神社のための用材を育成する神宮林だという。古くから神宮林であった歴史から「杉山」の山名が付いたのだろう。
南西に向かうと、やがて両側から谷が迫り現れた痩せ尾根を過ぎると幅の広い急斜面となり、頂上に続く西尾根に出た。尾根筋には根上がりヒノキやブナの古木がたくましい姿を見せて、自然の庭園のようだ。
樹木のまばらになったゆるやかな雪尾根を登り切ると、福井県との県境尾根のピークに着いた。ここで左に100㍍余で杉山の山頂(写真①)。小さな山名板が木の幹に付いていた。
好天ならば、西側の小白山(こはくさん・1609m)、野伏ケ岳(1674m)、薙刀山など県境尾根上の山々が白銀の雄姿を見せてくれるのだが、強い風雪に包まれ、全く見えなかった。少し下って、風のない樹林の中で休んだが、寒いので早々に下山開始。
参加者は健脚者ばかりなので、一気に雪尾根を下り、昼前に駐車場に着いた。
代替目標の山で、風雪の中だったが、輪かん組もスキー組も得たものは多かった。
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